10月23日にリサイタルホールで行われた堤幸彦監督「TRICK・劇場版」の試写会に行ってきました。

ドラマ版を見ていなかった僕は少し不安でした。というのも、以前に「ケイゾク/映画」を見たときドラマを見ていなかったので、さっぱり役柄がつかめなかったという苦い思い出があるからです。それを踏まえて、ドラマ版を全話見ている女友達を誘って見に行きました。上映が始る前に軽くレクチャーしてもらったおかげで少しはトリックがどのような作品なのかを理解することが出来ました。

自称売れっ子・天才奇術師の奈緒子(仲間由紀恵)のもとに糸節村の青年団の明夫(山下真二)と悦子(芳本美代子)が訪ねて来る。「300年に一度起こる村の災いを信じている村人の不安を取り除くために神さまを演じて欲しい」という依頼をうけて糸節村に向かう。
既に村には、何でも実体化する神(竹中直人)、足の裏に目を持つ神(ベンガル)、確立を支配する神(石橋蓮司)が現れている。
天才物理学者の上田(阿部寛)と合流した奈緒子はこの村に財宝が隠されていることを突き止める。奈緒子と上田は、自分たちの安全と財宝のために三人の神と対決するのであった・・・

小ボケ、小ボケの連続です。特に竹中直人。ボケを狙いすぎです。恐らく編集でバッサリ切られていると思いますが、相変わらず濃い演技力です。

仲間由紀恵と阿部寛のコンビも最高に良かったです。仲間由紀恵って不思議な魅力がありますね。阿部寛も独特の演技(声がいい)が僕は好きです。

リアルタイムでドラマを見るべきだったと、少し後悔しています。すっかり「トリック」の世界観に魅了されました。深夜ドラマなのに視聴率が高かったのにも納得がいきます。

劇場版「名探偵コナン」のように冒頭に初めて見る人のためにちょっとした説明的なシーンがあれば、なお良かったのになと思いました。

<堤監督の作品って好き嫌いが分かれると思うんですよ。「溺れる魚」が面白いと感じた人は劇場で見ても損したなと思うことはないと思います>

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