たまらんね

2002年11月15日
今年も残すところ後、1ヶ月半ですよ。
早くも2003年に公開作品の試写会が始りました。
正月映画の本命は、「ハリポタ」と「マイノリティ・リポート」でしょうね。
スピルバーグとトム・クルーズは日本でかなり人気あるからね。
予想が付かないのは「ギャング・オブ・NY」ですね。
マーティン・スコセッシ監督の前作「救命士」が最悪だっただけに少々心配ですが、予告編を見る限り面白そうです(去年の6月ぐらいから映画館で予告編は流れていたね)。
邦画はというと東宝が「ゴジラ」、東映が「モー娘」、松竹は無しと言うこと。
東映配給で織田祐二が主演する「TRY」は当初、正月映画だったが勝てないということで1月にずらしたとのこと。
なるほど。
でも、何故、「モー娘?」
「ピンチランナー」で懲りてないの?
あれが演技なの?
ファンは喜ぶけど、映画はたくさんの人に見せてこそ映画じゃないの?
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まぁ、愚痴はこのへんで。
11月14日に梅田ピカデリ−で行われた滝田洋二郎監督の「壬生義士伝」の試写会に行ってきました。

前にも書いたと思いますが、自称「時代劇」が大好きです。
おまけに日本史の中で一番好きだった「幕末」が舞台ですよ。
それに加えて「新撰組」の話ときたもんだ。
映画好きにはたまらんよ。

幕末の京都。
新撰組にある日、一人の男が入隊する。
吉村貫一郎(中井貴一)と言って盛岡の南部藩出身の男であった。
貫一郎は、南部藩の財政に苦しく生活費に困り果て仕方がなく脱藩して新撰組に入隊したと言う。
また、盛岡に妻のしづ(夏川結衣)と二人の娘を残して金銭的に裕福な新撰組に来たと言う(貫一朗は新撰組で稼いだ金は家族のために貯蓄する)。
そんな話をする貫一郎が気に入らない新撰組の斉藤一(佐藤浩市)は、入隊したその日の夜に斬って殺そうとするが、はらりとかわされる。
貫一郎は「家族がいるので死ぬわけにはいかぬ」と斉藤に話す。
今の時代にまして侍であるのに家族を大事にするという貫一郎の考えは斉藤には理解出来なかった(色々とあってね)。
貫一郎が入隊する前から新撰組ないでは、既に内部分裂が始っていて、その中の一人が好からぬ事を企てようとしていたのであった・・・。

めちゃ面白いです。
新撰組を題材にした映画は「幕末純情伝」「御法度」しか見たことがなかったんですよ。
この二作品って、そんなに殺陣(チャンバラシーン)が無いからあんまり好きではないんですが、今回は違いましたね。

殺陣が凄いんですよ。
「たそがれ清兵衛」も凄かったですが、こちらもひけをとりません。

殺陣以外にも注目した点は衣装です。
新撰組といえば、何時も同じような衣装ですが、今回は違いますよ。
渋いっすよ。
ワダエミが担当した「御法度」の時の衣装も捨て切れませんが。

家族のために働く中井貴一。
「ぴっちり横わけ鼻でか兄さん」ですよ。
「竜馬の妻とその夫と愛人」や「携帯忠臣蔵」のようなコメディを演じる中井貴一も好きですが、今回のような家族を思いやる武士の姿にも惚れ惚れしました。

中井貴一演じる吉村貫一郎が政府軍と戦う場面があるんですよ。
貫一朗は刀、政府軍は鉄砲をもってるんですよ。
貫一郎は刀を握り締めたまま、鉄砲隊に向かって走って行くんですよ(「仮面の男」のラストシーンのように)。
そこのシーンだけでも見て損はないね。
泣くよ。
「家族思いの貫一郎を撃つな」ってね。

最近の松竹作品は、「家族」をテーマにする映画が多いね。
「かたくり家の幸福」「たそがれ清兵衛」などね。
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他にも斉藤一の妻・ぬい役に中谷美紀、貫一郎の友人・大野次郎右衛門役に三宅裕司らが出演。

<来年に見る一作目は、是非この作品を見てみてはどうでしょうか?お勧めです。映画館で見ても損はないよ>
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話は変わります。
今日ですね。かなりムカつきました。
家から駅まで自転車通学をしているんですが、タイヤに穴をあけられました。
駅の駐輪場ですよ。
「おい!」って言いたいです。
以前にも、ベルを取られたり、鍵穴を何かで壊されたり、サドルを盗まれたりと散々な目にあってきました。
警察は何をしているんだって言いたいね。
夕方にハサミやドライバーをもった悪ガキがバイクをイジっているのに何故捕まえない。
奴らは盗めないと分かったら、近くに止めてある自転車をボコボコにつぶしている姿をみたことあるのにさぁ・・・。
誰がやったかは分かりませんが、止めてください。

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