12月2日に梅田ガーデンシネマで行われた「Jam Films」の試写会に行ってきました。

これはショートフィルムと言う日本では馴染みのないジャンルです。
以前テレビで別所哲也(ハムの人)が日本にショートフィルムを知ってもらおうというキャンペーンを行っていましたね(この人は一体何者なんだ。アカデミー賞の中継とかにも出てるし・・)。

全部で7作品(オープニングのCGを含めると8作品かな?)あり合計で1時間49分あります。

1話目は北村龍平監督の「the messenger−弔いは夜の果てで」です。
ビルの一室で待機しているヤクザの権藤(北村一輝)の前に「メッセンジャー」と呼ばれる凄腕の女のヒットマンが現れて・・・。

2話目は篠原哲雄監督の「けん玉」です。
あきお(山崎まさよし)と今日子(篠原涼子)は同棲している。
ある日、あきおは買い物帰りに女にぶつかり買い物袋が入れ替わったことに気づかずに帰宅する。
袋の中にはけん玉が。
しかし、そのけん玉は・・・。

3話目は飯田譲治監督の「ゴールド・スリープ」です。
人類移住計画のために、ある惑星から地球に送られてきたフジオ(大沢たかお)は、カプセルから目覚めるが・・・

4話目は望月六郎監督の「Pandora-Hong Kong Leg」です。
足に「ある悩み」を持っている眉子(吉本多香美)は薬を求めて街へやってきて、それを治す薬を知っていると言う男について行って・・。

5話目は堤幸彦監督の「HIJIKI」です。
男(佐々木蔵之助)は、三人の女を人質にとって立て籠もっている。
周囲は警察に囲まれているが、「ヒジキ」を食べながら4人は身の上話をしている・・・。

6話目は行定勲監督の「JUSTICE」です。
東条(妻夫木聰)はグランドで体育をしている女子生徒がブルマに指をかけて直す回数を机に「正」という字を書いて数えている。
そして、恋心を寄せている彼女が現れて・・。

7話目は岩井俊二監督の「ARITA」です。
4本足で羽の生えているARITAと呼ばれる生物(霊?幻覚?)が見える女の子(広末涼子)の話。

この中で北村龍平監督と望月六郎監督の作品は恐らく見たことがありません。
その他の監督は何度か見たことがありますが、
ショートフィルムってどうなんでしょうかね?
イケテルんでしょうかね?
僕は「うーん」と言う感じですかね。
イマイチ「どうなの?それって」と言う感じの作品が多かったですね。
もちろん全ての作品がという訳ではございませんよ。

「HIJIKI」と「JUSTICE」だけは飛び抜けて面白かったです。
「HIJIKI」は堤監督の作品が好きな人にとっては必ず「笑いのツボ」にはまると思います。
何でヒジキを食べてるのかが最後の最後まで分からずじまいなのと台詞のやり取りと小道具で笑いを取っていく演出は上手いです。

「JUSTICE」は妻夫木聰の魅力が上手に演出されていてイキイキしています。
「ウォーター・ボーイズ」を見て以来、役者・妻夫木聰を注目しているんですが当たり役だと思います(「ランチの女王」も捨て切れませんが)。
ブルマを直す仕草を数えると言う設定だけでも笑えます。
最近何かと話題の行定勲は、なかなかやる男です。

それ以外の作品は、キツイかな・・・。

<ショート・フィルムを体験したい方は是非劇場へ>

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