ヒットするかな?

2003年4月20日
4月16日に梅田ブルク7で行われた「魔界転生」の試写会に行ってきたよ。
当日は、窪塚洋介、佐藤浩市、麻生久美子、平山秀幸監督の舞台挨拶付きと言う豪華なものでございました(窪塚洋介は昼間とは服装が変わっていました)。

物語は1638年に行われた島原の乱から始ります(このシーンは凄い!監督曰く、CGはほんの少しだけでエキストラを動員して撮影したとのこと)。
徳川幕府は、この一揆に参加した天草四郎(窪塚洋介)を含む全ての人物の首を切り落として圧勝に終わる。
数年後のある日、徳川頼宣(杉本哲太)の前に島原の乱で死亡したはずの天草四郎が現れる。
天草四郎は頼宣に「我々、魔界転生衆と手を組んで共に幕府を倒そう」と持ちかける。
江戸幕府の強さを知っている頼宣は、そのような大それたことが出来るはずがないと言う。
そこで天草四郎は、頼宣に「魔界転生」と言う術を見せてやると言う。
天草四郎が呪文を唱えると、四郎が連れてきた若い全裸の女性の体が裂けて、亡くなった荒木又右衛門(加藤雅也)が誕生した。
天草四郎は死んでしまった剣豪達を甦らせて頼宣と共に幕府を倒す計画を打ち明ける。
頼宣は目の色が変わり、四郎の言った事が嘘ではないと確信する。
その頃、柳生十兵衛(佐藤浩市)はこの如何わしい話を耳にして動き出すのであった。

いや凄いね。
「OUT」の平山監督だから期待はしていたけど良い感じの出来ですよ。
ただし、GWだからといって親子でこの映画を見に行くと、ちょっと気まずくなるね。
「魔界転生」するためには、男と女がHしなければならないと言う掟があるんですよ(誰とは言いませんが、ある登場人物の転生シーンは「ある意味」凄いです)。

まぁ、裸の女の人が登場するシーンもあるけど別に「エロ」を売り物にしている作品ではないので悪しからず。
去年の年末に原作を上下巻読んで、山田風太郎の作品ってスゲェと思ったんですよ。
ただし、映画版では魔界衆(古田新太、長塚京三、中村嘉津雄、加藤雅也)と十兵衛(佐藤浩市)の戦いがイマイチ迫力不足なんですよ(キャラ的にはOKなんですよ)。
原作にあるような「魔界衆が襲ってくるぞ」的な臨場感がないんですよ。
それぞれに見せ場はあるんですよ。
でも上映時間が1時間46分なので「対決シーンをもうちょっと見せてよ」と思ってしまうんですよ。
でも、天草四郎vs十兵衛のシーンはかなり良かった。

窪塚洋介の演技は「相変わらずな」感じだけど、この人は「良い人」なんで良しとしましょう(出演シーンは少ないかな?)。
あとは、十兵衛を慕う役でおひろ(黒谷友香)とお雛(吹石一恵)が結構重要な役で登場するんだけどインパクト薄いなぁ(映画にあまり出てないからかもしれないけど・・)。
原作のイメージが強いからかな。

それよりも、この映画の誰よりも目立っていた人がいるんですよ。
窪塚洋介や佐藤浩市よりもインパクトがあったのがクララお品と言う妖艶な女性を演じた麻生久美子なんですよ。
マジで凄いです。
存在感あり、ありです。
はっきり言って、この人の演技を見るだけでもお腹が一杯になります。
平山監督に敬礼です。
もうねぇ、セクシーなんですよ。
あの目、表情で「私の体で転生する?」と甘く誘うシーンがあるんですよ。
「おい、おい、おい!」
駄目駄目、女の子がそんな台詞いっちゃ駄目だよ・・。
「今回の麻生久美子はどの程度まであれなんだ?」と言うのは見てのお楽しみということで、本日はこのへんで。

<特殊メイクを担当したのが原口智生なんだよね。「さくや妖怪伝」見た人なら分かるとおもうんだけど、どうなんだろうね。個人的には江川悦子さんに担当して欲しかったなぁ。かなりマニアックなスタッフ名をあげてすみません。GWの台風の目になる作品だと思いますが、好き嫌いが分かれる作品ですね。オープニングの島原の乱のシーンは見る価値あり。「二つの塔」とまではいかないけど、それに近いようなものがあります。劇場で見ても損はない>
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今週は特にこれといって、見に行く作品がない。
出来れば「ドリームキャッチャー」。

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