本広監督の作品
2003年6月6日本広監督は「7月7日、晴れ」「友子の場合」「踊る大捜査線」「スペース・トラベラーズ」「サトラレ」の計5作品の劇場公開作品を手がけております。
僕は「踊る」以外では「スペース〜」と「サトラレ」が好きです。
そこで本日はこの2作品を紹介いたします。
まずは「スペース〜」を紹介。
この作品は「踊る〜」が大ヒットした後の演出作品です(2000年に公開された作品)。
「踊る」が邦画興行成績をぬりかえた程ヒットしたことを受けて、東映の作品に抜擢されました(興行成績はイマイチでしたが)。
閉店間際のコスモ銀行に銃を所持した三人組の強盗・保(金城武)、誠(安藤政信)、功(池内博之)が押し入る。
銀行内には女子行員のみどり(深津絵理)、みどりの婚約者の野々村(濱田雅功)、男性行員の清水(甲本雅裕)、支店長の常田(大杉漣)、警備員の庄田(ガッツ石松)がいた。
また客として、電気屋の倉沢(武野功雄)、離婚寸前の倉沢夫婦(筧利夫、鈴木砂羽)、ペソを日本円に両替に来たテロリストの坂巻(渡辺謙)がいた(浜ちゃんは皆を置き去りにして逃げます)。
強盗3人組は当初、直ぐに現金を奪って海外に逃亡する計画であったが、現金強奪に失敗して銀行内に立て籠もってしまう。
強盗団と人質は、ひょんなことから意気投合して自らを「スペース・トラベラーズ」と名乗り銀行の周りを包囲した警察を欺くが・・・。
この作品はジョビジョバの舞台劇を岡田恵和氏が脚色したものです(本広監督とは滝沢秀明主演ドラマ「西洋洋菓子骨董品店」で再びコンビを組んでいます)。
基本的には銀行内の話が中心です。
あとは情報操作でかく乱する警察が描かれています。
警察官の役には「踊る」の出演者が出てますね。
SAT役に高杉亘、小木茂光。
警官役に「踊る」で制服マニアの窃盗犯を演じた人と、副署長を誘拐した主犯格の人が出てます。
話自体は結構無理がありすぎる展開なのですがほどよく笑えて良い感じの作品に仕上がっています(金城武はミスキャストのような気がしますが)。
個人的には金庫室に閉じ込められたガッツと大杉漣の台詞のやり取りが好きです(ガッツはオモロイ!)。
ラストは結構悲しい展開になっちゃうんだけど、本当のところはどうなったのかが知りたい(曖昧な感じで終わったしね)。
狭い京極弥生座という映画館に人が沢山入っていた作品なのにヒットしなかったのが残念です。
_____________________
次は「サトラレ」です(2001年に公開された作品です)。
自分自身の心の声が他人に悟られてしまうと言う不思議な能力の持ち主・里見健一(安藤政信)が医者になってしまった。
里見自身は自分が「サトラレ」であるという自覚はない。
政府は特能保全委員会を設置して「サトラレ」を国を挙げて保護する政策を行っている。
委員会から派遣された小松洋子(鈴木京香)は身分を隠して里見に近づいてサポートするが・・。
サトラレという能力がとても悲しいです。
安藤政信は心に思っていることが他人に全て筒抜けなんですよ。
例えば、同僚の内山理名に恋をするんですよ。
恋をしている時の心の声が周囲に筒抜けなんですよ。
こんなんアカンよ、聞かれたら。
アカン、アカン。
でもそれが観客には面白く見えるんですよね。
この作品でもっとも良かったのは、やはり安藤政信の祖母役の八千草薫でしょう。
この人の味のある演技にはやられましたね。
クライマックスシーンで色々とあって観客の涙腺をウルウルさせるんですよ(ちょっと、そのシーンが長いような気もしますが)。
このシーンは名シーンですよ(桜を見上げるシーンも良いね)。
本広監督の演出の腕は確実にステップアップされています。
クリスタル・ケイが歌う主題歌もイケてます。
また、小木茂光と小野武彦も出演!!
京極東宝で見たんですが、観客は少なかった。
興行的にもイマイチでした。
良い作品なんですがね。
僕は「踊る」以外では「スペース〜」と「サトラレ」が好きです。
そこで本日はこの2作品を紹介いたします。
まずは「スペース〜」を紹介。
この作品は「踊る〜」が大ヒットした後の演出作品です(2000年に公開された作品)。
「踊る」が邦画興行成績をぬりかえた程ヒットしたことを受けて、東映の作品に抜擢されました(興行成績はイマイチでしたが)。
閉店間際のコスモ銀行に銃を所持した三人組の強盗・保(金城武)、誠(安藤政信)、功(池内博之)が押し入る。
銀行内には女子行員のみどり(深津絵理)、みどりの婚約者の野々村(濱田雅功)、男性行員の清水(甲本雅裕)、支店長の常田(大杉漣)、警備員の庄田(ガッツ石松)がいた。
また客として、電気屋の倉沢(武野功雄)、離婚寸前の倉沢夫婦(筧利夫、鈴木砂羽)、ペソを日本円に両替に来たテロリストの坂巻(渡辺謙)がいた(浜ちゃんは皆を置き去りにして逃げます)。
強盗3人組は当初、直ぐに現金を奪って海外に逃亡する計画であったが、現金強奪に失敗して銀行内に立て籠もってしまう。
強盗団と人質は、ひょんなことから意気投合して自らを「スペース・トラベラーズ」と名乗り銀行の周りを包囲した警察を欺くが・・・。
この作品はジョビジョバの舞台劇を岡田恵和氏が脚色したものです(本広監督とは滝沢秀明主演ドラマ「西洋洋菓子骨董品店」で再びコンビを組んでいます)。
基本的には銀行内の話が中心です。
あとは情報操作でかく乱する警察が描かれています。
警察官の役には「踊る」の出演者が出てますね。
SAT役に高杉亘、小木茂光。
警官役に「踊る」で制服マニアの窃盗犯を演じた人と、副署長を誘拐した主犯格の人が出てます。
話自体は結構無理がありすぎる展開なのですがほどよく笑えて良い感じの作品に仕上がっています(金城武はミスキャストのような気がしますが)。
個人的には金庫室に閉じ込められたガッツと大杉漣の台詞のやり取りが好きです(ガッツはオモロイ!)。
ラストは結構悲しい展開になっちゃうんだけど、本当のところはどうなったのかが知りたい(曖昧な感じで終わったしね)。
狭い京極弥生座という映画館に人が沢山入っていた作品なのにヒットしなかったのが残念です。
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次は「サトラレ」です(2001年に公開された作品です)。
自分自身の心の声が他人に悟られてしまうと言う不思議な能力の持ち主・里見健一(安藤政信)が医者になってしまった。
里見自身は自分が「サトラレ」であるという自覚はない。
政府は特能保全委員会を設置して「サトラレ」を国を挙げて保護する政策を行っている。
委員会から派遣された小松洋子(鈴木京香)は身分を隠して里見に近づいてサポートするが・・。
サトラレという能力がとても悲しいです。
安藤政信は心に思っていることが他人に全て筒抜けなんですよ。
例えば、同僚の内山理名に恋をするんですよ。
恋をしている時の心の声が周囲に筒抜けなんですよ。
こんなんアカンよ、聞かれたら。
アカン、アカン。
でもそれが観客には面白く見えるんですよね。
この作品でもっとも良かったのは、やはり安藤政信の祖母役の八千草薫でしょう。
この人の味のある演技にはやられましたね。
クライマックスシーンで色々とあって観客の涙腺をウルウルさせるんですよ(ちょっと、そのシーンが長いような気もしますが)。
このシーンは名シーンですよ(桜を見上げるシーンも良いね)。
本広監督の演出の腕は確実にステップアップされています。
クリスタル・ケイが歌う主題歌もイケてます。
また、小木茂光と小野武彦も出演!!
京極東宝で見たんですが、観客は少なかった。
興行的にもイマイチでした。
良い作品なんですがね。
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