No.1!

2003年10月7日
遅ればせながら夏休みを迎えることになりました(もう秋だろ!)。
今週1週間は仕事休みです。
めっきり朝晩寒くなりました。
しかし、今週末の予想気温は28℃。
また、暑くなるみたい。
何なんだ、この天候は!
プリンセスか、この野郎(寒)。
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月9の「ビギナー」見ましたか?
「いつも二人で」「東京ラブ・シネマ」「僕だけのマドンナ」と内容がイマイチだっただけに僕の中では久しぶりのヒット作ですね。
何と言っても山口Pの作品ですからね。
「きらきらひかる」「ナニワ金融道」「カバチタレ」「ランチの女王」・・などなどの作品を生み出した方であります(「漂流教室」のPでもあります)。
普段ドラマなどで聞く法律用語も「ナニワ〜」同様に字幕スーパーで見せる演出は上手いね。

心配していた「ミムラ」の演技もまずまずでしょう。
HNKの朝ドラを見る感覚で見れば大丈夫。
そ、それにしても我修院達也の顔はインパクトあるね。
山口Pのドラマは毎回ゲスト出演が豪華だから次回からも楽しみだ。
僕も「ツユダク」は名前を聞いたことがあって食べたことはない(汗)。
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10月6日にリサイタルホールで行われた「阿修羅のごとく」の試写会に行ってきました。

11月に行われる東京国際映画祭でオープニング上映されるそうです!
納得!!

この物語は竹沢恒太郎(仲代達矢)と、その妻・ふじ(八千草薫)との間に生まれた4人の姉妹の群像劇であります!
時代設定は昭和54年。

○長女・三田村綱子(大竹しのぶ)
夫に先立たれて現在は未亡人。
妻子ある男性(坂東三津五郎)と不倫中。
しかし、相手の妻(桃井かおり)にバレてしまい・・・。
○次女・里見巻子(黒木瞳)
夫(小林薫)が最近、浮気していることが原因でノイローゼ気味。
どうやら相手は秘書の女(木村佳乃)らしい。
○三女・竹沢滝子(深津絵里)
父親の恒太郎が浮気していると言う情報をキャッチして興信所の探偵(中村獅童)に調査を依頼する(やがて、この探偵と恋に落ちる)。
その結果、愛人(紺野美紗子)がいることが分かる。
しかも、子供まで。
滝子は母親のふじにはバレないように二人の姉と妹を呼び出して姉妹会議を開く。
○四女・竹沢咲子(深田恭子)
ボクサー(RIKIYA)と同棲中。
試合に勝てば両親に結婚を認めてもらおうと約束している。

四姉妹の壮絶(?)な話を見事に森田芳光監督がまとめ上げております!

正直、言いまして森田芳光監督の前作「模倣犯」は「ある意味」ビックリするようなオチだったものですから心配をしておりました。
それを払拭するかの如く、素晴らしい出来ですよ。
「踊る2」や「ゲロッパ」には申し訳ありませんが、僕の中でのランキングが入れ代わりました。
「阿修羅のごとく」は個人的に現在まで見た今年の邦画ランキング1位になりました。
拍手!!!

確実に言えるのが、今年の映画賞を総取りしそうな予感がプンプンします。

特に大竹じのぶ。
相変わらず演技派女優ですね。
森田監督の「黒い家」以来の出演ですね。
ラスト、ボーリングの球を持って階段の踊場で言う台詞は伝説ですね。
今回は桃井かおりとの対決シーンは見ものです。
今思い出しただけでも・・・迫力大です!
この人ほど、今回演じる役を上手く表現できる人はいないと思う!
アカデミー賞の主演女優賞あげーる。

そして、黒木瞳。
森田監督の「失楽園」以来の出演ですね。
「失楽園」と言う作品は見てないんで何とも言えませんが、小林薫演じる夫の浮気に感づく主婦の苦悩を上手く表現しております。
また、木村佳乃の怪しげな魅力が満開です。
森田監督は木村佳乃のことが好きなんでしょうかね?
何か他の登場人物より綺麗に撮っています!
黒木瞳の娘役に長澤まさみが出演していたので、このエピソードをもうちょっと長く見たかった。
小林薫が愛人宅と間違って自宅に電話するシーンが一番会場がウケた。
それは一番してはいけないミスだ!!

そして、深津絵里。
森田監督とは「ハル」以来。
そう遠くない昔の作品なんですが、記憶が曖昧でどんな話だったかが思い出せない。
メール?文通?の話だったかな・・・。
「すみれさん」とは違い、潔癖症の図書館勤務の女性です!
中村獅童とのチグハグな恋愛シーンが面白かった。
潔癖症ということは・・・なんで、なかなか男性と・・・できないみたいなね。

そして、深田恭子。
現在、「陰陽師2」にも出てますね。
2ヶ月連続で東宝邦画枠に出演するんですね。
まぁ、この人は演技が上手いんだか、下手なんだか分かりませんね。

そして、忘れちゃいけないのが仲代達矢と八千草薫。
仲代達矢は台詞が殆どないんだけど、存在感は凄かった。
これぞ昭和の「お父ちゃん」です。

八千草薫に関しては詳しくは語りません。
劇場で大女優の存在感を感じてください。
妻として、一人の女としての生き様をご覧あれ。

<本当にこの映画は面白いです。ハリウッド映画に比べて派手さはないですが、中身や内容(脚本)で勝負しています。2時間15分は少々長く感じますが、損はないです。是非、劇場へ。公開は11月8日です>
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99の二人が缶コーヒーのイメージ・キャラに↓
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