長ったらしいタイトルで申し訳、御座いません。

<注>多少ネタバレしています。「無」の状態で映画を見たい方は、本日も読まない方がいいです。

11月15日に御堂会館で行われた「ファインディング・ニモ(日本語吹替え版)」の試写会に行ってきました。

何時も話していることなんですが、僕は字幕派です。
別に英語が得意とかではないんですが、TV放送の映画とかを見ていると何時もシックリこないもんですからね・・・。
まぁ、そんな話はいいとして本題へ。

物語の始まりは、オーストラリアのグレートバリア・リーフの海の中。
カクレクマノミ(魚の種類の名前)のマーリン(声:木梨憲武)とコラル(声:元TBSの進藤アナ)の夫婦は、数百匹の卵を産卵して今か、今かと子供が誕生する日を楽しみにしている。
しかし、妻のコラルと数百匹の卵は、大きなカマス(魚の種類の名前)の突然の出現により餌食になってしまい死んでしまう。
卵は全滅で妻も死亡と最悪な出来事が一瞬にして起こったが、マーリンは奇跡的に生き残った一匹の卵を発見して、生まれてきた子供を「ニモ」と名付けて過保護すぎるほど大切に、大切に育てる。
月日は流れて今日は、「魚の学校」に入学して初めての遠足。
しかし、そこでハプニングが。
ニモが「人間」に拉致されボートに乗って何処かに連れさられる。
唯一の一人息子を拉致されたマーリンは必死になって、そのボートを追いかけるもモーターエンジンのスピードには勝てなくて途中で見失ってしまう。
人間の文字が解読出来るという不思議な能力の持ち主ナンヨウ・ハギ(魚の種類の名前)のドリー(声:室井滋)がニモを拉致したボートから落ちてきた人間の所有物からニモがいると思われる場所を特定して「生きているか死んでいるかも」分からないが、共に探しに行くことに・・。

タイトル通り「ニモを探せ」ですよ。
「トイ・ストーリー」では、ウッディとバズ。
「モンスターズ・インク」では、サリーとマイク。
そして、今回はマーリンとドリーですよ。
悔しいかな名コンビ誕生ですよ。
本当に愛らしいキャラです。
その他にも海の中にいる様々な魚たちや鯨やペリカンが登場します。
僕が驚いたのが、その映像美です。
「マトリックス」や「スパイダーマン」のCGチームが手がけた映像はマジで、マジで、マジで凄いです。
はっきり言って、実写と代わりはない。
それは、大げさだ。
すいません。

それと、登場キャラの愛くるしさね。
映画を見終わった後、売店で売っている商品が確実に欲しくなるね。
現におまけ欲しさに前売り券を買っちゃいました。
「キル・ビル」の時も前売り券を買って、未だ使っていません(反省)。
絶対にgoodsだけでブエナヴィスタは、冬を越せますね。
それぐらい登場人物のキャラが充実しています。

物語は、マーリンとドリーのニモの救出劇と、捕らわれの身になったニモの脱出作戦の2つの話が平行して進んでいきます。
吹替えを担当した憲さんと室井滋は名コンビですね。
何気にこの二人は大好きです。
室井滋っていいよねって何時も話しているんですが、中々周囲にはその魅力は通じません。
「のど自慢」や「OUT」を見れば、その魅力は分かるんですがね。
日本語吹替え版では、あんまり有名人がその他のキャラの吹替えには起用されていないのですが、字幕版では救出劇で出会うキャラクターの鮫の声にエリック・バナや、ペリカンの声にジェフリー・ラッシュらが起用されています。
残念なことに、この頃の日本の映画興行(特にアニメ)は吹替えが主流で、字幕版は夜7時の回のみって言うパターンが多いのでお目にかかるケースは少ないですね。

そして、ニモですよ。
実は、とある歯科医の家にある水槽に飼われる破目になるんですね。
ピクサーのジョン・ラセター作品では、ほぼ必ず登場する人間が現れるんです。
水槽の中には、何匹かの先輩海水魚(字幕版では、ウィレム・デフォーが声を)がいて「この家の5歳の娘が・・・」って言う話をするんですよ。
そして・・・って言う展開になるんです。
この子がねぇ、「トイ・ストーリー」でウッディの隣の家に住んでいた悪ガキ並の女の子でね・・・。

既にペットショップでは、この映画に登場する海水魚が売れているらしいです。
アメリカでもクリスマスシーズンのDVDの売上げが凄いらしいです。
そして、注目すべきは、この映画を見たアメリカ人のちびっ子たちが影響を受けて家の中で飼っている金魚や熱帯魚を××に流すという現象も起きてしまっているぐらいですからね(××はオチなので書けません。でも「めざましTV」では、この××の部分を放送していた)。

オチは誰でも容易に想像が出来るんですが、やっぱりウルウルときちゃいました。
また、憲さんが上手いんだな、これが。

僕はこの映画に100点満点中、99点差し上げます。
文句のつけようがありません。
今年見た洋画の中では2位にランクインです。
ピクサーは世界一です。

最後に一言。
幕が下りるまでが映画です!!

<インクが無くなるほど太鼓判を押します。見て絶対に損はないので是非、是非、是非、是非、劇場の大きなスクリーンで美しい映像美とマーリン&ニモの「親子愛」に感動して下さい。公開は「ラスト・サムライ」と同じく12月6日です>

ジョン・ラセターと言えばジブリと密接な関係がありますね。
水曜日に「ハウルの動く城」の原作本を読んだので、その話を軽くふれたいと思います。
と言うことで、明日の日記は休業です。
じゃあ。

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