イメージを払拭するんだ(昨日の日記とリンク?)
2003年12月21日東映の新春1作目の作品は「半落ち」です。
2003年の東映は、松竹や東宝と比較したら惨敗でしたね。
未だに「モー娘の作品」や「どこぞやの宗教映画」や「内容がない作品」を時代の流れに逆流して映画ファンをなめているようなラインナップじゃ勝てませんよね。
でもね、2004年のラインナップは「おぉ!!」っと思えるような作品が並べられているので期待することにしましょう。
12月18日にリサイタルホールで行われた「半落ち」の試写会に行ってきました。
僕は原作を読んでいませんので、ほぼ「無」の状態で作品を見ました。
普段は「袋とじの雑誌」ぐらいしか読んでいるところを見たことがない会社の人が絶賛していた本なので、かなり期待していました。
「半落ち」とは、警察用語です。
容疑者が容疑を一部自供するも完全に自供してはいない状態を指す意味とのこと。
ある日、警察学校の講師をしている元・刑事の梶聡一郎(寺尾聰)が「妻を殺しました」と言って警察に出頭してくる。
聡一郎は、自身の妻・啓子(原田美枝子)がアルツハイマー病にかかったので、彼女の側で看病してやりたいと考えて、勤務時間が拘束されない警察学校の講師と言う道を選んだということで、警察内でも有名な男であった。
妻思いの聡一郎が何故、殺人を犯したのか?
この事件を担当することになった刑事・志木(柴田恭平)は、聡一郎に尋問をするが妻を殺してから警察に出頭するまでの2日間のことについて何一つ話そうとはしない・・・。
やがて裁判が始る。
この裁判を担当する検事(伊原剛志)、弁護士(國村準)、判事(吉岡秀隆)、そして、新聞記者(鶴田真由)らが、この空白の2日間に起きた出来事を謎解くのであった・・・。
さすがは「2003年度このミステリーが凄い」の1位に選ばれただけありますね。
「オチを知ったら泣くよ」とは聞いていたんだけど、そういう話だったんですね。
「ズルイよ、ズルイよ、この展開は」って言う感じです。
僕は前にも書きましたが、映画を見て泣くことは、まぁ、ないですね。
ウルウルときちゃう時は何回でもあるんですが、涙が流れることは殆どないです。
今回もウルウルとはきました(隣に座った人は、ボロボロに泣いておりました)。
だって、人間ですもんね。
聡一郎の気持ちを理解すると、最善の方法だったのかもしれませんね(雰囲気的には「ビギナー」の路上生活者のエピソードに近いかもね)。
まぁ、人を殺しちゃいけないんですがね。
それにしても、映画の中に登場するキャリア組みは「踊る」同様、見事にワルとして描かれております。
こいつらは、どうにかならんのか?
「キャリア組みは自身のポジションしか考えてないから何にも分かっちゃいねぇ」とつくづく、この作品を見て思ったね。
ノンキャリの僕が言うと嫉妬や妬みにしか聞こえないか(あの人たちは、高校のときに死ぬほど勉強して良い大学に入ったんだもんね)。
まぁ、いい、こんな話は。
この映画の主演は寺尾聰。
「ルビーの指輪」ですよ(カラオケでフルコーラス歌えますよ)。
そんな話はいいとして。
この人と言えば、黒沢映画ぐらいしか見たことがない(「夢」「雨あがる」「阿弥陀堂だより」しか見たことがない)。
寺尾聰が独居房で物思いのふけるシーンの後ろ姿とその表情がいいんです(マニアックな意見で申し訳ない)。
上手すぎる、いいぞ、寺尾!!(相撲じゃないよ)
そして、柴田恭平。
どうしても、刑事役だと柴田恭平=舘ひろし(「あぶ刑事」コンビ)になっちゃうんですね。
何気に小学生の時の夏休みとか再放送のドラマ見ていたしね。
この映画に関しては刑事役が板につきすぎて新鮮味がなかったです。
そして、何よりもよかったのが吉岡秀隆っす。
ちょうど映画を見た時期は「北の国から」の再放送がやっていた時期ですよ。
あれって不思議なもんで「北の国から」の田中邦衛のモノマネを一般人がする時って、「ジュン」ではなく「ホタル」って言いませんか?
「Dr.コトー」もよかったけど、今回の「悩む判事」の役もなかなか良かったよ。
東映の新春第1号公開作品なので、その他の出演者がめちゃ豪華だった。
西田敏行、奈良岡朋子、樹木希林、高島礼子、石橋漣司、田辺誠一、井川比佐志、本田博太郎・・・「どこが豪華やねん」とはツッコマないで下さい(邦画ではこれだけのメンバーが揃うことはないよ)。
皆さん、ほんの数分のみの出演ですが、それぞれ自分の役者としての匂いを画面に残しておられます。
そして何よりも森山直太郎が歌う主題歌「声」がめちゃめちゃ良いんです。
ある意味、映画を喰っちゃっています。
それぐらい良い歌ですよ。
<来年の年明け1作目に、この作品を選ばれることを薦めます。原作を読まれた方でも十分楽しめるんじゃないかな?読んでいない僕でも楽しめたのでね。多分。劇場で見ても損はないです。公開は1月10日です>
上映前に「ゼブラーマン」と「69」の予告編を見ました。
「ゼブラーマン」はクドカンの脚本!!
主演は哀川翔っす(兄貴!!)。
しかも、コメディ。
楽しみだ。
「69」は出演メンバーにそそられますね。
妻夫木&安藤政信。
まだ、高校生役をするかって言う感じですがね。
2003年の東映は、松竹や東宝と比較したら惨敗でしたね。
未だに「モー娘の作品」や「どこぞやの宗教映画」や「内容がない作品」を時代の流れに逆流して映画ファンをなめているようなラインナップじゃ勝てませんよね。
でもね、2004年のラインナップは「おぉ!!」っと思えるような作品が並べられているので期待することにしましょう。
12月18日にリサイタルホールで行われた「半落ち」の試写会に行ってきました。
僕は原作を読んでいませんので、ほぼ「無」の状態で作品を見ました。
普段は「袋とじの雑誌」ぐらいしか読んでいるところを見たことがない会社の人が絶賛していた本なので、かなり期待していました。
「半落ち」とは、警察用語です。
容疑者が容疑を一部自供するも完全に自供してはいない状態を指す意味とのこと。
ある日、警察学校の講師をしている元・刑事の梶聡一郎(寺尾聰)が「妻を殺しました」と言って警察に出頭してくる。
聡一郎は、自身の妻・啓子(原田美枝子)がアルツハイマー病にかかったので、彼女の側で看病してやりたいと考えて、勤務時間が拘束されない警察学校の講師と言う道を選んだということで、警察内でも有名な男であった。
妻思いの聡一郎が何故、殺人を犯したのか?
この事件を担当することになった刑事・志木(柴田恭平)は、聡一郎に尋問をするが妻を殺してから警察に出頭するまでの2日間のことについて何一つ話そうとはしない・・・。
やがて裁判が始る。
この裁判を担当する検事(伊原剛志)、弁護士(國村準)、判事(吉岡秀隆)、そして、新聞記者(鶴田真由)らが、この空白の2日間に起きた出来事を謎解くのであった・・・。
さすがは「2003年度このミステリーが凄い」の1位に選ばれただけありますね。
「オチを知ったら泣くよ」とは聞いていたんだけど、そういう話だったんですね。
「ズルイよ、ズルイよ、この展開は」って言う感じです。
僕は前にも書きましたが、映画を見て泣くことは、まぁ、ないですね。
ウルウルときちゃう時は何回でもあるんですが、涙が流れることは殆どないです。
今回もウルウルとはきました(隣に座った人は、ボロボロに泣いておりました)。
だって、人間ですもんね。
聡一郎の気持ちを理解すると、最善の方法だったのかもしれませんね(雰囲気的には「ビギナー」の路上生活者のエピソードに近いかもね)。
まぁ、人を殺しちゃいけないんですがね。
それにしても、映画の中に登場するキャリア組みは「踊る」同様、見事にワルとして描かれております。
こいつらは、どうにかならんのか?
「キャリア組みは自身のポジションしか考えてないから何にも分かっちゃいねぇ」とつくづく、この作品を見て思ったね。
ノンキャリの僕が言うと嫉妬や妬みにしか聞こえないか(あの人たちは、高校のときに死ぬほど勉強して良い大学に入ったんだもんね)。
まぁ、いい、こんな話は。
この映画の主演は寺尾聰。
「ルビーの指輪」ですよ(カラオケでフルコーラス歌えますよ)。
そんな話はいいとして。
この人と言えば、黒沢映画ぐらいしか見たことがない(「夢」「雨あがる」「阿弥陀堂だより」しか見たことがない)。
寺尾聰が独居房で物思いのふけるシーンの後ろ姿とその表情がいいんです(マニアックな意見で申し訳ない)。
上手すぎる、いいぞ、寺尾!!(相撲じゃないよ)
そして、柴田恭平。
どうしても、刑事役だと柴田恭平=舘ひろし(「あぶ刑事」コンビ)になっちゃうんですね。
何気に小学生の時の夏休みとか再放送のドラマ見ていたしね。
この映画に関しては刑事役が板につきすぎて新鮮味がなかったです。
そして、何よりもよかったのが吉岡秀隆っす。
ちょうど映画を見た時期は「北の国から」の再放送がやっていた時期ですよ。
あれって不思議なもんで「北の国から」の田中邦衛のモノマネを一般人がする時って、「ジュン」ではなく「ホタル」って言いませんか?
「Dr.コトー」もよかったけど、今回の「悩む判事」の役もなかなか良かったよ。
東映の新春第1号公開作品なので、その他の出演者がめちゃ豪華だった。
西田敏行、奈良岡朋子、樹木希林、高島礼子、石橋漣司、田辺誠一、井川比佐志、本田博太郎・・・「どこが豪華やねん」とはツッコマないで下さい(邦画ではこれだけのメンバーが揃うことはないよ)。
皆さん、ほんの数分のみの出演ですが、それぞれ自分の役者としての匂いを画面に残しておられます。
そして何よりも森山直太郎が歌う主題歌「声」がめちゃめちゃ良いんです。
ある意味、映画を喰っちゃっています。
それぐらい良い歌ですよ。
<来年の年明け1作目に、この作品を選ばれることを薦めます。原作を読まれた方でも十分楽しめるんじゃないかな?読んでいない僕でも楽しめたのでね。多分。劇場で見ても損はないです。公開は1月10日です>
上映前に「ゼブラーマン」と「69」の予告編を見ました。
「ゼブラーマン」はクドカンの脚本!!
主演は哀川翔っす(兄貴!!)。
しかも、コメディ。
楽しみだ。
「69」は出演メンバーにそそられますね。
妻夫木&安藤政信。
まだ、高校生役をするかって言う感じですがね。
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