1月31日にリサイタルホールで行われた「ゼブラーマン」の試写会に行ってきました。
今日の日記のサブタイトルは、ゼブラーマンの「決め台詞」です。

主演は哀川翔(以下、翔アニキに省略)です。
「ゼブラーマン」は自身の主演作品の100本目だそうです!
100本記念に相応しく、脚本が宮藤官九郎、監督が三池崇史とかなり豪華です!
ただし、残念なことに「ゼブラーマン」の公開日は2月14日です!
東映も罪な会社ですね・・・よりによって何故、14日なんですか!?
あの強敵には太刀打ちできない・・・(涙)

ネタバレにならない程度に熱く語っていますので、「無」の状態で楽しみたい方は、今回はご縁了下さい。

横浜市八千代区で小学校の教師をしている市川新市(哀川翔)は、4人家族。
妻は不倫中、娘(市川由衣)は自称・業界人の男(柄本明)と援助交際中、息子は学校でイジメに合っているという最悪な状態。
めちゃ気が小さい新市は、担当しているクラスの生徒からは絶大な不人気で授業も崩壊気味なので同僚の教師(内村光良)や教頭(大杉漣)からも冷たい目でみられている(新市の息子も同じ学校に通っているので、「オマエの親父なんだよ」的な理由でイジメにあっている)。
そんな新市にも一つの趣味があった。
34年前に放送されたが、あまりの低視聴率で7話で放送が打ち切られたヒーロー戦隊モノの中でもマイナー過ぎる番組「ゼブラーマン」に登場する主人公の「コスプレ」を楽しむことである。
夜な夜なミシンや針と糸で「モビルスーツ」を縫っては鏡の前で「決めポーズ」をしたりして自己満足の世界に没頭しているのである(もちろん家族には内緒で!)。
新市が担任しているクラスに最近、車椅子なしでは歩くことが出来ない男児が転校してくる(この男児の母親役に鈴木京香!)。
その男児は、何故か「ゼブラーマン」にめちゃ詳しく、今までそのような人間に会ったことがない新市は「共通の趣味を持つ友人」をみつけたみたいで嬉しくて仕方がない(おまけに母親が美人なんで)。
ある日のこと、新市の娘と援助交際をしている自称・業界人の男が実は「カニ男」と言う怪人だったことが分かった新市は「ゼブラーマン」のコスプレで対戦するはめになる・・・その日から横浜市八千代区には次々と怪現象が起きる(タマちゃんの異常繁殖など)。
政府はかねてから横浜市八千代区には「宇宙人の拠点基地」があるという情報を掴んでいたので防衛庁の幹部(渡部篤郎)を現地に送り込んでいたのであった・・・。

「何なんだ、これは!!」って衝撃を受けると思います(笑撃って言う漢字の方がいいかな?)。
それぐらい摩訶不思議、奇妙奇天烈ちっくな作品です!
別にツマラナイわけではないですからね(クドカン脚本なら「ドラックストアガール」の方が面白いと思う)。
ストーリーの部分にも書きましたが、「カニ男」「タマちゃんの異常繁殖(1万匹ね)」「宇宙人」など、よく分からないキャラが多々登場するもんで!
ほんでもって八千代区が爆撃される危機まで到来するもんでね(汗)。
ここまでくると、もうわけ分かりません(笑)。

主演は翔アニキです。
最初はかっこ悪いんだけど、最後は「アニキ」って言う状態になった。
普通のヒーロー戦隊モノだと「変身ポーズ」をとってヒーローに変身するんだけど、残念ながら翔アニキの「セブラーマン」は「お着替え」なんですね(笑)。
だってね、手作りスーツだから。
だもんで、闘うたびにモビルスーツ(て言うか衣装!)が破れちゃうんです。
その度にミシンで・・・(笑)。
任侠モノの翔アニキもいいですが、コメディもイケルね!

そして、鈴木京香!
謎の転校生の母親役!
実はね、あまり知られていませんが、この映画で鈴木京香は「コスプレ」をします!
あの鈴木京香が「よくOKしたな」って言う感じですよ(ドラマとかでは絶対にあり得ない格好ですからね)。
その名も「セブラ○―○」(こりゃ言えない)。
久しぶりに「鼻血注意報発令」です!
このシーンだけでも1800円払ってもいいんじゃないの!?
いやぁ、参った。
さすがはクドカンだ!

そして、ウッチャンと大杉漣。
「木更津〜」の映画版に続いて2作目のクドカン作品に出演したウッチャン!
本人は「金八先生」を意識したとか、してないとかの演技らしいです(笑)。
大杉漣演じる教頭先生は、結構重要な役ですよ!
ムフフ・・(あんまり言えないな)。

そして、柄本明!!
こりゃ凄いんだ!!
何と言っても、実の正体は「カニ男」だからね。
しかも、「みなさんのおかげです」で放送していた「仮面ノリダー」に登場するような怪人なんです。
要はですね、着ぐるみを着た柄本明なんです(笑)
強いのか、弱いのかは劇場で確かめてください。

そして、渡部篤郎。
横浜市八千代区の「宇宙人」捜査で翻弄される防衛庁の偉いさんって言う役ですね!
映画でみるのは「狗神」以来ですね。
まぁ、どの映画・ドラマでも同じような演技じゃないか!って言う厳しい意見もありますが、これがこの人の魅力ではないですかね。
なんとなくそう思います。
今回の役はいいよ、とくにアレを見分けるのに苦労するところね(スイマセン、書けないんです)

他にもめちゃ豪華な出演者がチョイ役で出演しているんで、スクリーンを注意深く見てくださいね(麻生久美子も出てた!)。

上映時間1時間55分の間に何回笑うかは保障できません!
はっきり言って、滅茶苦茶なストーリー展開です!!
ひょっとすると、ピクリとも笑わないかもしれません。
「踊る2」のように老若男女の全てにウケるような作品でもないし、ヒーロー戦隊モノの作品だけどチビッコがこぞって見に来るような作品でもないんです(下ネタやブラックジョークもあるから、親子で見ると気まずいかも!?)。
この映画を見て「笑う」か「怒る」かのどっちかの作品であることは間違いないです。
東映は賭けに出ましたよ!
さぁ、14日は「王の帰還」か「セブラーマン」か「今の気持ちはどっち?」

あぁ、皆「王の帰還」か・・・(涙)
頑張れ、邦画!

最後に、この映画の結末はまだ見ぬ人には決して話さないで下さい!

<笑いの波がどんどん襲ってきますので、体調の良い時に見て下さい。まぁ、劇場は恐らく空いていると思うけどね(涙)個人的にはクレージーな笑いの連続で作品としては大好きなんですが、万人ウケはしませんね。公開は2月14日です>

僕は関東のことがよく分かりませんが「横浜市八千代区」と言うのは実在する場所なんですか?
ちょっと気になったもんで。
_____________________________

クドカンのメッセージが読めるよ↓
http://www9.big.or.jp/~otona/page020.html
_____________________________

<今週見る予定の作品>
○「ラブ・ストーリー」:現在公開中の韓国映画なんですが、かなり気になっている作品です。

○「きょうのできごと」:行定勲監督作品。田中麗奈と妻夫木聡の青春モノ!?

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索