2時間57分の間、耐えられますか?
2004年2月18日 映画の話2月17日にナビオTOHOプレックスで行われた「ドッグヴィル」の試写会に行ってきました。
本日も、この映画を見たいと考えている方は読まないほうが絶対にいいです。
この映画の監督は、2000年の12月に公開された「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督です。
「ダンサー〜」のオチがねぇ・・・何も目の不自由な女の人に対して「あんなこと」をしなくてもねぇ(まだ、見てない人のためにオチは伏せときますが)って言う感じでしたよね。
今回もですね、凄いよ、マジで!!!!
「あのニコール・キッドマンに『あんなこと』や『そんなこと』をさせてええの!?」って言う感じです。
今なら遅くないです。
読みたくない人は読まないほうがいいです。
特に最後のまとめの文章あたりは特に読まないほうがいい。
心の準備は出来ましたか?
ロッキー山脈の麓にあるドッグヴィルと言う名の村が舞台です。
「小説家」を目指しているトム(ポール・ベタニー)は、ある夜、銃声音を聞きつけて音がした方に駆けつける。
するとそこには、村民の女性とは違って小奇麗な格好をした女がいる。
女の名前はグレース(ニコール・キッドマン)と言ってギャングの男たちから逃げているという。
「どうか私目を、この村にかくまって貰えませんか?」と懇願してくるグレース。
「私の一存では決められないので村民と相談しましょう」と言うトム。
村民は「何をしたかも分からない女を皆でかくまって、後でヤバイ連中が探しにきたらどうするんだ?」と反対する。
しかし、トムが村民を説得して、お試し期間として2週間、彼女を「仮の村民」として受け入れて、そこで何も起こらなければ、「正式な村民」として認めて、村に置いてやると言う条件をまとめる。
グレースは寂れた村の労働を奉仕することで、厄介者扱いされていた村民から歓迎の眼差しで見られるようになり、2週間後、無事に村民として認められる。
しかし、事態は一変する。
滅多にこない警察が村にやってきて指名手配書を配布したのである。
そこには、グレースの似顔絵が・・・やっぱり、厄介者じゃねぇか!!
でも、村民は「あるアイデア」を思いつく。
コイツは2週間もの間、嫌な顔をせずに働いた。
だったら、警察に突き出すのは勿体無い。
無料で働かせようじゃねぇか!!
それに、この村にいるオンナとは違って、コイツは都会のオンナだ!!
昼間は重労働を押し付けて、夜はたっぷり遊ぼうじゃねぇか!
警察に突き出されたくなければ言うことを聞けよ!
おいっ、このオンナが逃げないように首に首輪を付けておけ・・・。
こういう映画なんですよ!!!
「Wow!」って言う感じです。
善人に見えた村民の男たちは、ニコール・キッドマンを性の対象にしか見ていないんです。
「ドッグヴィル」のタイトルは、犬の村って言う意味なんですね(誰だって分かるよ)。
ポール・ベタニー以外の村民の男たちは「盛りの犬」同様、ニコール・キッドマンを襲うんですね。
こう書くと、ポール・ベタニーがニコール・キッドマンに手を出さないと言う「めちゃええ男やん!」と思われますよね。
実は・・・なんですよ(偽善者の顔をして中身は・・・)。
女性の観客は「もう、ええやん!」と思われるんじゃないかな?
はっきり言って、中盤はそんなシーンの連続だったりするんで(汗)
田嶋先生あたりが、この映画を見たら激怒するでしょうね。
「男は何でそうなんだ!」って言う感じです。
これを延々見せられるとね・・・。
じゃあ、女の村民はどうなんですか?
これが、また、陰湿なんですね。
都会のオンナが寂れた村に来て働かされているわけじゃないですか。
自分たちと違って、今までの人生は洗練されているわけですよ。
そんな自分たちとは環境の違った生活をしているオンナが、下働きをしているわけであって、優越感はこの上ないんです。
自分たちよりいい服を着ているオンナが、惨めな労働をかせられている、いい気味だわって言う感じですよ。
あぁ、怖いわ、女性のイジメは・・・(震)
この映画のもっと凄いことはセットですよ。
セットがないんです。
どういうこと?
広い、広い、倉庫の中で撮影されているんですね。
倉庫の床にチョークみたいなペンで「此処から此処までは誰々の家です」と線が引かれているだけでドアも無ければ、窓もないというシースルーのセットなんです。
パントマイムのようにドアを開け閉めしたり、カーテンを閉めたりするんですよ。
適当に椅子やらテーブルやらの小道具が少々あるだけです。
あとは何もない。
犬ですら、チョークで書かれた絵です。
チョークで書かれた犬に登場人物は餌をあげたりしているんですよ。
あぁ、犬で思い出しましたが、ニコール・キッドマンは犬の餌(骨ね)を食べさせられるシーンがあるんですね。
女優魂を感じましたね。
「さぁ、骨をしゃぶれ!美味しそうにしゃぶるんだ」ってね、奥さん、どうなのよ、その台詞は(笑)
完璧に「SとM」の世界ですね。
どうですか?見たいですか?
気になりますね、結末がね。
ニコール・キッドマンはどうなるんでしょうね?
ニコール・キッドマンは、本当にギャングから逃げているのかな?
何故、手配されているんでしょうかね?
実はね、本当の正体は・・・(秘密)
祟りじゃ・・・By「八つ墓村」・・・
あっ、しまった、余計なことを書いちまった。
<上映時間が2時間57分もある映画ですから、体調のいい時に見て下さい。ただし、入場料金を払って映画を見に来ているのに、見終わった後、「めちゃ後味が悪い作品」に仕上がっています。ちょっとだけ笑えるシーンがありますが、ブラックユーモア過ぎて笑えないかもね(汗)。劇場で見ても損はないかな?うーん、微妙だ。エンドクレジットが流れても席を立たないようにね。公開は2月21日です>
本日も、この映画を見たいと考えている方は読まないほうが絶対にいいです。
この映画の監督は、2000年の12月に公開された「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督です。
「ダンサー〜」のオチがねぇ・・・何も目の不自由な女の人に対して「あんなこと」をしなくてもねぇ(まだ、見てない人のためにオチは伏せときますが)って言う感じでしたよね。
今回もですね、凄いよ、マジで!!!!
「あのニコール・キッドマンに『あんなこと』や『そんなこと』をさせてええの!?」って言う感じです。
今なら遅くないです。
読みたくない人は読まないほうがいいです。
特に最後のまとめの文章あたりは特に読まないほうがいい。
心の準備は出来ましたか?
ロッキー山脈の麓にあるドッグヴィルと言う名の村が舞台です。
「小説家」を目指しているトム(ポール・ベタニー)は、ある夜、銃声音を聞きつけて音がした方に駆けつける。
するとそこには、村民の女性とは違って小奇麗な格好をした女がいる。
女の名前はグレース(ニコール・キッドマン)と言ってギャングの男たちから逃げているという。
「どうか私目を、この村にかくまって貰えませんか?」と懇願してくるグレース。
「私の一存では決められないので村民と相談しましょう」と言うトム。
村民は「何をしたかも分からない女を皆でかくまって、後でヤバイ連中が探しにきたらどうするんだ?」と反対する。
しかし、トムが村民を説得して、お試し期間として2週間、彼女を「仮の村民」として受け入れて、そこで何も起こらなければ、「正式な村民」として認めて、村に置いてやると言う条件をまとめる。
グレースは寂れた村の労働を奉仕することで、厄介者扱いされていた村民から歓迎の眼差しで見られるようになり、2週間後、無事に村民として認められる。
しかし、事態は一変する。
滅多にこない警察が村にやってきて指名手配書を配布したのである。
そこには、グレースの似顔絵が・・・やっぱり、厄介者じゃねぇか!!
でも、村民は「あるアイデア」を思いつく。
コイツは2週間もの間、嫌な顔をせずに働いた。
だったら、警察に突き出すのは勿体無い。
無料で働かせようじゃねぇか!!
それに、この村にいるオンナとは違って、コイツは都会のオンナだ!!
昼間は重労働を押し付けて、夜はたっぷり遊ぼうじゃねぇか!
警察に突き出されたくなければ言うことを聞けよ!
おいっ、このオンナが逃げないように首に首輪を付けておけ・・・。
こういう映画なんですよ!!!
「Wow!」って言う感じです。
善人に見えた村民の男たちは、ニコール・キッドマンを性の対象にしか見ていないんです。
「ドッグヴィル」のタイトルは、犬の村って言う意味なんですね(誰だって分かるよ)。
ポール・ベタニー以外の村民の男たちは「盛りの犬」同様、ニコール・キッドマンを襲うんですね。
こう書くと、ポール・ベタニーがニコール・キッドマンに手を出さないと言う「めちゃええ男やん!」と思われますよね。
実は・・・なんですよ(偽善者の顔をして中身は・・・)。
女性の観客は「もう、ええやん!」と思われるんじゃないかな?
はっきり言って、中盤はそんなシーンの連続だったりするんで(汗)
田嶋先生あたりが、この映画を見たら激怒するでしょうね。
「男は何でそうなんだ!」って言う感じです。
これを延々見せられるとね・・・。
じゃあ、女の村民はどうなんですか?
これが、また、陰湿なんですね。
都会のオンナが寂れた村に来て働かされているわけじゃないですか。
自分たちと違って、今までの人生は洗練されているわけですよ。
そんな自分たちとは環境の違った生活をしているオンナが、下働きをしているわけであって、優越感はこの上ないんです。
自分たちよりいい服を着ているオンナが、惨めな労働をかせられている、いい気味だわって言う感じですよ。
あぁ、怖いわ、女性のイジメは・・・(震)
この映画のもっと凄いことはセットですよ。
セットがないんです。
どういうこと?
広い、広い、倉庫の中で撮影されているんですね。
倉庫の床にチョークみたいなペンで「此処から此処までは誰々の家です」と線が引かれているだけでドアも無ければ、窓もないというシースルーのセットなんです。
パントマイムのようにドアを開け閉めしたり、カーテンを閉めたりするんですよ。
適当に椅子やらテーブルやらの小道具が少々あるだけです。
あとは何もない。
犬ですら、チョークで書かれた絵です。
チョークで書かれた犬に登場人物は餌をあげたりしているんですよ。
あぁ、犬で思い出しましたが、ニコール・キッドマンは犬の餌(骨ね)を食べさせられるシーンがあるんですね。
女優魂を感じましたね。
「さぁ、骨をしゃぶれ!美味しそうにしゃぶるんだ」ってね、奥さん、どうなのよ、その台詞は(笑)
完璧に「SとM」の世界ですね。
どうですか?見たいですか?
気になりますね、結末がね。
ニコール・キッドマンはどうなるんでしょうね?
ニコール・キッドマンは、本当にギャングから逃げているのかな?
何故、手配されているんでしょうかね?
実はね、本当の正体は・・・(秘密)
祟りじゃ・・・By「八つ墓村」・・・
あっ、しまった、余計なことを書いちまった。
<上映時間が2時間57分もある映画ですから、体調のいい時に見て下さい。ただし、入場料金を払って映画を見に来ているのに、見終わった後、「めちゃ後味が悪い作品」に仕上がっています。ちょっとだけ笑えるシーンがありますが、ブラックユーモア過ぎて笑えないかもね(汗)。劇場で見ても損はないかな?うーん、微妙だ。エンドクレジットが流れても席を立たないようにね。公開は2月21日です>
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