銀歯物語

2004年2月21日
この話は、京都府内に住んでいる某20代男性の口の中にある奥歯にニュー銀歯が葬り去られるまでのエッセイです。

と、まぁ、変な出だしで始まってしまいました。
嫌だなぁ・・・。

思い起こせば、何時、以来?
と、考えると中学一年生以来だと思うから、About10年ぶりに歯医者に行くことになりました。

そこで問題が!?

どこで治療してもらうかですよ。

こっちに引っ越してきてからは、一度も歯医者に行ったことがないんです。

だもんで母親に聞いてみることに。
近所の奥様方は、どこの歯医者がいいって話していたかを聞いてみた。

○家から10分ぐらい歩いた所にある歯医者の先生はイケメンらしい。
イケメンだろうが、つけ麺だろうが、そんなことはどうでもいいんです(つけ麺は余計でしたね)。
腕は確かのかが知りたいんです。

○家から一番近い距離にある歯医者の先生は優しい言葉をかけながら治療してくれるらしい。
なるほど。
それに加えて助手の女の子は可愛い子を揃えているらしい。
よし、決定だ!!
いやぁ、違う。
そんなことで決め手はならぬ。

心はかなり揺らいだのですが、時間の融通が利く家からは一番遠い場所にある歯医者に決定しました。

と言うことで、先日、行ってまいりました。

何故だか、美容院のような建物。
外から治療している姿が窓際の席に案内されれば見えるじゃないか!?
えっ!!

歯医者の中に入ってビックリ!!
エミネムの曲が流れているんです。
えっ、この音楽に合わして、歯を削るのでございますか?
と、思わずツッコミそうになりました。

受付に入って、今度はいい意味でビックリ!!
受付の女の子が、めちゃ可愛い。
これからも通います!!

そして、しばらく待たされる。
何で、予約したのに待たされるんだ?と思ったが、受付の子が可愛かったので許す!!

そして、いざ治療する椅子に座る。
何年ぶりだろう、この椅子に座るのは!?

しばらく待たされる。
また、待つの!?

それにしても、ガンガンに洋楽が流れているのは今風の歯医者なんだろうか!?
最近、全然、行ってないんでよく分からない。
でも、あの「キューイン」って言う音は音楽にかき消されることはないみたい。
となりから、ガンガン聞こえてくるし。

ヤベェな。
トイレ行っとけばよかった。
我慢、我慢。

すると「もう少し、待ってくださいね」と助手の人に言われた。
口はマスクをしているものの、絶対に綺麗な人だと思う!!
ヤベェ、この歯医者を選んで正解かも!?
ちょっと有頂天!!

先生がやってきた。
銀歯が取れた理由を説明した。
先生は少しツボに入ったようだ。
ハイチュウ食べて、銀歯が取れたって言う話なんか聞いたことがない!!
僕もです、先生。

About1年、取れたまま放置していたことに対して、ちょっとお灸を添えられる。
反省。

そして、治療開始。
先生、優しくお願いしますね。

どうします?抜きますか?
何がですか?
オヤシラズ?

ガーン!!

いやぁ、心の体の準備が出来てないんで・・・。

今日じゃないですよ、後日ですよ!

抜かなきゃダメですか?

ダメってことはないけど、抜いたに越したことはないよ。

ガーン!!

痛いですか?

そりゃ、ペンチとかで抜くと痛いけど、麻酔するから大丈夫だと思う。
麻酔をしていても抜ける瞬間は分かるよ。

喪失感ですね!

上手いこと言うね。

てへぇ。

じゃあ、抜きますよ。

はい、分かりました。

と言うことで、後日、抜くことに。

そして、歯形を取るために「ピンクのガム」のようなモノを噛ませられる。
例の綺麗な助手の方に「あーん」として下さいって言われた。
僕を何歳だと思っているんですか!?
この歳で「あーん」なんて言われると照れるじゃないですか!?

と、言うことで、銀歯物語、第一部は終了です。

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