2月18日にリサイタルホールで行われた「タイムリミット」の試写会に行ってきました。
「タイムライン」じゃないよ。

フロリダ州の田舎町で警察署長をしているマット(デンゼル・ワシントン)は、マイアミ市警の殺人課に勤務している妻(エヴァ・メンデス)と別居中(警察署長と言っても5〜6人ぐらいしか警察官がいないんで実に暇そうな地域を担当している感じ)。
不審者が侵入したとの通報を受けて署長であるマット自らが一人で現場に駆けつけて、通報したアン(サナ・レイサン)に事情聴取をするも何処か様子がオカシイ。
実は、マットとアンは高校時代の元恋人同士という関係であり、現在は不倫をしているのである。
事件を装った嘘の通報をして自宅にマットを呼び寄せては、二人で「楽しいこと」をしているのである(警察官がそんなことをしていいのか!)。
アンは、ある日、マットと共に病院を訪れて医師から、アンが「すい臓がん」なんで助かる見込みが少ないことを打ち明けられる。
しかし、大金を払ってスイスの病院で手術を受ければ、助かる可能性はあると言う。
マットは愛するアンのために警察署の金庫の中に保管している麻薬王から押収した金48万ドルをこっそり持ち出して、その金を持って今夜、この町を出て一緒にスイスまで行って手術をしようと金の入った鞄をアンに渡す。
その夜、約束の時間が過ぎてもアンは現れない。
まさか、自宅で体調を崩して倒れたのではないか?と心配したマットはアンの家へ。
誰もいない。
仕舞った、騙された。
しかし、次の日の朝、アンの自宅は全焼して中から2人の遺体(アンとアンの夫される遺体)が発見される。
アンの保険金の受取人が夫ではなくマットに書き換えられていたり、自宅が全焼する前の日の夜にマットがアンの自宅を覗き込んでいたと言う目撃情報などがあり、容疑者候補にあがるのであった・・・しかも、事件を調べるのは、別居中の妻・・・・。

「何なんだ、この映画は」って言う感じです。
正直言いまして、「あんまり面白くなかった」って言うのが感想ですね。

だってね、主人公に同情が出来ないんですよ。
元々、不倫が招いた罰みたいなもんですよ。
高校の時の付き合っていた彼女とニャンニャン、キャンキャンしておきながら、「オレが本当に好きなのはオマエ(嫁ね)だけなんだよ」と言って、チュッとするんですよ。
ありえねぇよ、そんなんは(笑)。
「アナタを信じているわ」って、オイ、オイ(汗)。

何なんでしょうか、これは?
石田純一の語録で考えると「不倫は文化」なんでしょうかね。
アメリカでは許されるんですか?
警察が押収した金は流用するわ、不倫はするわ、もうメチャクチャな警察官っす。
でも、自分は悪くないみたいなノリで、事件を解決していく無理な展開にウンザリです。

まぁ、それなりに事件は複雑なんですがね。
悲しいことに保険金について詳しくないので、受取人云々って言うエピソードがイマイチ分かりづらかったのが残念。

でも、デンゼル・ワシントンが全編に渡って「焦りの演技」をしているので、それだけでも見る価値はあると思う。

が、しかし、不倫のシーンはこれでいいのか?ってツッコンでしまうことは間違いない。
僕のイメージでは、不倫は密かに会うって言う感じなんですね(待ち合わせは地下の駐車場みたいな←2時間ドラマの見過ぎ?)。
昼間っから、お外でチューとかやっているんですよ。
それでいて「妻にバレタラどうしよう!」って言う台詞があるんです。
オイ、オイ、平気な顔をして外でキスをしてんだから、それはねぇだろ!
不倫しているわりには、本当は妻とやり直したいんですってね、これも、オイ、オイですよね。
男の身勝手さですね。
それとも、アナタは不倫なんかしたことがないんだから気持ちが分からないのよって言う感じですかね(勉強不足?)。

<あんまり面白くなかった作品でした。特に銃撃シーンやカーアクションがあるような作品ではなく、事件の謎を解決するだけの話です。公開は「春頃」らしいです>

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