3月12日に本店(前の職場)で「ロスト・イン・トランスレーション」を見ました。

この映画を楽しみにしている人は読まないほうがいいです。

パークハイアット東京(ホテルの名前)。
カメラマンの夫の仕事の付き添いで来日したシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)は、憂鬱な日を過ごしていた。
結婚したばかりなのに夫との関係はあまり上手くいっていないし、夫には他の女の影も見え隠れしている。
夫のことを考えれば考えるほど憂鬱になってくるが、此処は日本、慣れない環境で余計マイナス思考になる。
ハリウッドの俳優・ボブ(ビル・マーレイ)は、ギャラが高額なのに惹かれて日本のウィスキーのCM撮影のために来日する。
最悪なことにボブの息子の誕生日に日本で仕事をしなければならないことに自責の念を感じる(妻にも息子の誕生日に異国の地で仕事をするなんて!って激怒される)。
一刻も早く仕事を終えてアメリカに帰りたいのにエージェントは、急遽もう一本、日本で誰もが知っているとされる有名なバラエティ番組(?)の仕事を入れてしまったのでアメリカに帰るのが遅れてしまう【マシュー南(藤井隆)が司会を務める番組】。
シャーロットもボブもパークハイアット東京に泊まっている。
そんな二人が偶然にもホテル内でであった。
同じような悩みを抱えた二人が、異国の地、日本で出会い、心が惹かれるようになるのであった・・・と、言っても恋をするとかそんなんじゃないよ。

パークハイアット東京のイメージ戦略は、見事にヒットしてますね。
この映画を見たハリウッド映画の来日スターたちは、こぞってパークハイアットを指名しているらしいからね(指輪のご一行様も、このホテルで記者会見したしね)。
映画の中に登場するパークハイアットの従業員は皆、英語が話せるしね(笑)。
今回もそうなんだけど、ハリウッド映画に登場する日本人は、皆、腰が低く、丁寧に挨拶するところも日本の観客は大ウケするだろうな(眼鏡や七三分けの日本人が登場しなかったのは残念だ)。

この映画では文化の違いが面白い。
例えば、食事のシーン。
アメリカ人は、お金を払って食事に来ているに客が料理を作るなんてことはしないみたいだね。
「しゃぶしゃぶ屋」に行くシーンがあるんだけど・・・「へぇ」と思うよ。

あとは、通訳だね。
ハリウッドスターが来日した際には横にピッタリ付いていますよ。
ボブにも日本人通訳がいるんですね。
でも、映画の中では日本人通訳は、そっくりそのまま日本語を英語に訳すと言うことをしないんですよ。
どんなにキツイ言葉でも、かなりオブラートに包んだような英訳で本人に伝えているんです。
ハリウッドスター自身も、きっと今の翻訳は、ニュアンスがかなり異なっているんだなと感じているんでしょうね。
CM撮影のシーンで、言葉の壁の部分が描かれているんで、大いに笑っちゃってね。
ボブの悲しい顔もね・・・。

あとはマシュー南かな(笑)
てっきり日本でも有名なバラエティ番組だから「笑っていいとも!」かなと思っていたら、金髪のカツラを付けた異常なテンションの藤井隆が登場したから、驚いた(出演しているなんて知らなかったからね)。
ケン・ワタナベに続き、タカシ・フジイもハリウッドデビューしていたんですね。
マシュー南とボブのシーンは必見です(笑)
ハリウッドスターも大変ね、奇妙な東洋人と番組で共演するって・・・(笑)

<かなり面白いです。日本人なら普通かもしんないことが、異国の人にとっても滑稽にうつる情景を楽しんでください。映画を見ながら「嫌なら、さっさとアメリカ帰れよ」とはつっこまないであげて下さいね。公開は4月17日です。尚、公開日は地域によってバラバラみたいです。この映画は単館系でロードショーらしい。全国拡大でもいいような気もするけどね>

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