3月27日にMOVIX京都で「恋愛適齢期」を見ました。

今年見た洋画ランキング1位の「王の帰還」を揺るがす伏兵が現れました。
それが「恋愛適齢期」です(今年見た洋画ランキング2位になりました)。
60代の男性と50代の女性の恋愛映画なんで「恋愛更年期」と思われるかもしれませんが、「恋愛適齢期」です(汗)
そんなつまらんネタはいいとして・・・。

この映画を楽しみにしている人は読まないほうがいいですね。

劇作家で大成功を収めているエリカ(ダイアン・キートン)は、執筆をするために妹と共に別荘を訪れる。
別荘に着いてビックリ!
見知らぬ初老の男性が××な格好で家の中にいるのである。
誰?
聞けばエリカの娘・マリン(アマンダ・ピート)の恋人だという。
えっ!?こんな自分より年上のオッサンが娘の恋人?
娘に問いただすと、この人は音楽業界では知る人ぞ知るハリー(ジャック・ニコルソン)と言う人物らしい。
ハリーは20代前後の娘として付き合ったことがないぐらいのモテモテ男(勿論、アッチの関係も20代前後の女性のみ)・・・聞けば聞くほど胡散くさい男だと思うエリカだったが、娘は心底、この男が好きらしい。
その日の夕食後、「ある事」が理由で気持ちが悪くなったハリーは病院に担ぎ込まれる。
診察した医師・ジュリアン(キアヌ・リーブス)は、自宅での療養をするようにと勧める。
えっ、まだ、こんな胡散臭い男が別荘に居座るの・・・と思うエリカだったが、ハリーの違った一面を見てから徐々に好意を抱くようになる。
エリカは離婚してからというもの、恋は恐らくしないだろうなって思っていたが、忘れかけていた「恋」をすると言う気持ちを思い起こさせるのであった・・・。

良い、最高に良い感じの映画であることは間違いない。
お恥ずかしい話、見る前はベタなラブコメだろうと思っていたのですが、見事にしてやれた感じですね。
で、監督は誰だ?と思ったら、ナンシー・メイヤーズですよ。
僕の好きな映画ベスト10にランクインしている「ハート・オブ・ウーマン」の監督さんですよ(ベスト10は何なんだ?とはツッコミ不可の方向で)。
どおりで面白いわけですよ。

ジャック・ニコルソンのモテモテのおじチャン役には笑っちゃいますよ。
20代の女性にしか魅力が感じない男ですからね。
とりあえず若い女性にしか興味がない。
たとえ老眼鏡を必要とする年齢でもね。
でも、アッチの方は年とともに元気がなくなるので、バイアグラを飲んでいる・・・
って言う設定にはノックアウトです。
ジャック・ニコルソンのキュートな部分も垣間見えて最高に良かった(特に病院のシーンね)。

そして、ダイアン・キートン!
この映画を見たらですね、ダイアン・キートンの可愛らしい魅力にメロメロになりますね。
えっ?50代前半のオバハンにメロメロになるだって?って思われるかもしれませんが、「恋をする前」と「恋をし始めた後」のダイアン・キートンの表情を見ているだけでも「キューン」となっちゃいます。
別に僕はマダム好きでもなんでもございませんが、それだけ、ダイアン・キートンが魅力的に描かれているんですよ。
恋に落ちた瞬間のダイアン・キートンのシーンは映画史に残るね、それは、大げさだ。
あぁ、オスカー取れなかったのが、とても残念です。
そして、なんと言ってもダイアン・キートンとジャック・ニコルソンの「微笑ましいベットシーン」は、必見です。
もう二人とも・・・・笑えるよ。

そして、イケメン医師役のキアヌ・リーブス。
最近は「マトリックス」シリーズのイメージが強かったキアヌだけど、これからは、アクションもいいけどラブコメとかにも挑戦してほしいね。
派手さはない作品だけど「陽だまりのグラウンド」はキアヌ映画で好きな作品の一本だしね。
「恋愛適齢期」では久方ぶりの脇役だけど、あんな良い雰囲気の医者はおらんやろってなぐらいカッコイイですね。
チキショーですね(笑)
この映画を見て、キアヌの演技が下手だとは思わないでね。
ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンが上手すぎるだけだから・・・(汗)

<本当にめちゃ面白い作品です。上映時間2時間8分、大いに笑って最後はシンミリしちゃってください。「本当の恋していますか?恋愛に年齢は関係なくってよ」と思わされますよ。現在公開中です>

最後になりますが、僕の中ではジャック・ニコルソンと言えば「シャイニング」なんですよね。
どうしても印象深いもんで・・・。

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