何だかなぁ

2004年6月4日 映画の話
5月28日にリサイタルホールで行われた「白いカラス」の試写会に行ってきました。

で、「何で、白なん?」って言うのが誰もが抱く疑問だと思います。
別に特殊変異の白いカラスが「突っつくわよ」と言いながら襲ってくるようなパニックムービーでもなさそうだし・・・。
何なんだ?って言う感じでした、見る前はね。
映画を見てビックリ、何なんだ、この豪華な出演者は・・・・。

時代設定は数年前のアメリカ。
マサチューセッツ州のアテナ大学でユダヤ人として初めての古典教授になったコールマン(アンソニー・ホプキンス)は、ある日の講義で授業に出てこない2人の黒人生徒のことを「スプークス(spooks)」と言った。
「spook」とは「幽霊」と言う意味で「全然講義には出てこないのに履修届けだけはあるので幽霊学生だな」と言った意味で発したのだが、「spook」には俗語で黒人を軽視する意味が含まれていたことから「人種差別発言だ」として職を失ってしまう。
その後、コールマンの妻も病で死亡して、失意のどん底で隠居生活をする。
ある日のこと、コールマンの家の近所にある森に住んでいる作家のネイサン(ゲイリー・シニーズ)の家を訪ね自身の自伝本を書けと押しかける。
意気投合した二人は色々と語り合う。
ある日のこと、ネイサンは驚く。
コールマンにフォーニア(ニコール・キッドマン)と言う名の34歳も年下の恋人が出来たのである。
フォーニアはストーカー紛いの元・暴力亭主(エド・ハリス)から受けた心の傷が癒えずにいた。
コールマンも人には言えない心の傷(=白いカラス)があった・・・。

何なんだよ、白いカラスって(怒)
それを言っちゃうと1800円なんだよ。
だから、許してください。
でも、ちょっとだけヒントを!
カラスは「黒」です。
でも、タイトルは「白いカラス」
白と黒と言えば・・・オセロ中島?
違う、違う・・。
以上です。
全然わかんネェよ!

この映画の最大の失敗は、回想シーンの多さでしょう。
やたらねぇ、回想シーンが入るんだわ。
そして、現在のシーンでしょ。
見ている方はややこしいよ。

ホンでもってねぇ、アソニーホプキンスもニコール・キッドマンにも言えるんだけど主役二人の境遇が複雑すぎて、見ている側が感情移入出来ないんだな。
これがねぇ、映画全体に漂う「?」って言う感じなんです。
だからねぇ、アンソニー・ホプキンスが「ある秘密」をカミングアウトするクライマックスシーンがイマイチ見ている側が乗り切れないんだよね。
あぁ、残念。

でもね、エド・ハリスの存在感だけは十分に楽しめる。
自称・エド・ハリス好きの僕が太鼓判を押して薦めます作品です。
エド・ハリスって「イイよね」・・・またかよ。

最後にアンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンは、映画の中では恋人同士ってことなので「愛し合うシーン」があります。
その際のアンソニー・ホプキンスのセリフにビックリ!
「僕たちはバ○○○ラのおかげで愛し合うことが出来るんだ」
いいのか?いいのか?そのセリフ・・・キャー!
ハイ、スイマセン。

<日本では確実にコケますね。暗い内容だ。でも、出ているメンバーが豪華なんですよね。キャストに惹かれて見に行くと「えっ?」と思うこと間違いなし。公開は6月12日です>

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