元気なミナモト〜柳沢医局員〜
2004年6月10日 映画の話
6月2日にIMPホールで行われた「海猿」の試写会に行ってきました。
以前のように試写会ばかり行くような生活が出来なくなってのでピンポイントで行くようにしています。
どうしても見たい作品は試写で、後でもいいような作品は劇場で見るようにしています。
「海猿」はどうしても見たかったんです。
プロデュース・By・亀山千広だからね(日本のジェリー・ブラッカイマーです)
監督は「踊る大捜査線」シリーズの助監督・羽住英一郎さんです。
「踊る2」では冒頭の豪華客船にSATが突入シーンの外観のみを演出したそうな。
「海猿」の主要スタッフは殆ど「踊る」を手がけた人たちばかり。
これはですね、僕の心をくすぐりマクリマクリスティーですよ(寒)
ハイ、ということで本題へ。
広島県呉市にある海洋保安大学校。
海洋保安大学校とは、特殊救助隊の任務、転覆・火災・沈没船からの人命救助、ヘリからの救助などを行う特殊救難救助を行うための「潜水士」を育て上げるところである。
全国から選ばれた14名のエリート訓練生が教官の源太郎(藤竜也)の指導の下で50日間に及ぶ過酷な訓練を経て晴れて資格を得る事が出来る。
と言っても休みはある。
訓練生の仙崎(伊藤英明)はファッション雑誌の編集員の環菜(加藤あい)と出会い酔った勢いでラブホへ・・・・。
水中では常に危険と隣り合わせなので「バディ」と呼ばれる相方と二人一組で訓練を行わなければならない。
仙崎のバディ・工藤(伊藤淳史)は、14名の訓練生の中でも一番ドン臭くて仙崎にとっては足手まといの存在。
工藤にも看護婦のエリカ(香里奈)と言う名の子と良い感じの交際を始めている。
そんなある日、不慮の事故で仙崎のバディ・工藤が亡くなってしまう・・・。
「邦画に金を払うのはちょっと・・・」と言うのが日本人の国民感情でしょうね。
それもそのはず、莫大な予算で制作されるハリウッドの作品に比べると邦画の制作費は微々たるもの。
アニメ作品の完成度は高くとも、実写には当たり外れがあり「どの年齢層や性別」を意識して制作したかもよく分からないような作品を90年代以降作り続けてきたからね。
邦画批判をしても仕方がない。
ですけどね、この頃、頑張ってるんですよ、邦画は。
90年代の永久戦犯のような監督たちに代わって、新たな人材を生み出した邦画界は勢いを増しつつあります。
しかし、ハリウッドの作品に比べると宣伝費に予算が回せないために良質な作品でも国民が知らないうちに公開され、ひっそりと上映期間が終了すると言う悲しい結果に終わってしまうんです。
ダメだ。
邦画批判をしても仕方がない。
本題へ戻ろう。
「海猿」は近年の邦画作品に比べると「踊る2」や「座頭市」と同じくらいエンターテイメント性を意識して制作していると思います。
「踊る」ファンの方にとっては、何処となく「踊る」の空気感のようなものがスクリーンから漂ってくる事は間違いなしです(「踊る」の助監督ですからね)。
ハラハラしたり、興奮したり、ちょっぴりウルウルと涙が出そうになったりと、ありとあらゆる要素が上手い具合にミックスされています。
まぁ、起こるべくして事件が発生して解決するみたいな・・・とツッコミたくなるような感じはしないでもないんですが、目をつぶっちゃって下さい。
主演は伊藤英明です。
「陰陽師」や「秘密」などで映画に出演したことはあっても主演は初めてじゃないかと思います(多分ね)。
「白い巨塔」の柳沢医局員のイメージが未だ残っているんですが、それを払拭するかの如くのキャラを演じております。
伊藤英明とコンビを組むバディ・工藤役の伊藤淳史は、チビ・ノリダーですよ(笑)
どうしても伊藤淳史を見ると「チビ・ノリダー」を連想してしまいます。
この映画の撮影前までは、カナヅチで本当に泳げなかったらしいんですが、映画の中ではそれを感じさせない演技力です。
「重り」を両手に持って立ち泳ぎの練習をするシーンがあるんですが、泳げない人にとっては酷なシーンだと見ていて思いましたね。
潜水士になるためには「あんなこと」や「こんなこと」もするんだ的なことも分かり、ある意味、職業ムービーでもありますね。
そこに恋愛シーン(笑)などを取り入れて多少の嘘を話の中に入れる事により面白い映画に仕上げていると感じましたね。
「海猿」は国分太一と永作博美の共演でNHKで2度ドラマ化されている作品です。
しかしですね、HNKの「海猿」の教官役が加藤剛だったんですよ。
加藤剛ですよ。
多分、僕の記憶が間違っていなければ「大川越前」ですよね。
これがね、映画版の藤竜也と違ってね、ウキまくりなんです。
現代風の国分太一と永作博美と並んで加藤剛ですよ。
加藤剛が救助艇の操縦桿を握っているんですよ。
いやぁ、これは濃いよ。
見ていてね、段々、ツボにはまりました。
だってね、教官に見えないよ。
やっぱね、教官役は風間杜夫でしょ。
ハイ、ハイ(汗)
とにかく見終わった後「邦画も頑張っているな」と感じる事間違いなし。
出演者にもかなり恵まれております。
訓練生役の海東健も良い味だしてます。
それと女性客は必見!
何故だか訓練生の「お尻」と言うか「裸」が見えるシーン多々あり(汗)
エンドクレジットが流れても席を立たずに最後まで見ましょう!
良いことあります。
<邦画としては上々の出来です。是非、スクリーンで見てください。映像はめちゃめちゃ綺麗です。公開は6月12日です>
以前のように試写会ばかり行くような生活が出来なくなってのでピンポイントで行くようにしています。
どうしても見たい作品は試写で、後でもいいような作品は劇場で見るようにしています。
「海猿」はどうしても見たかったんです。
プロデュース・By・亀山千広だからね(日本のジェリー・ブラッカイマーです)
監督は「踊る大捜査線」シリーズの助監督・羽住英一郎さんです。
「踊る2」では冒頭の豪華客船にSATが突入シーンの外観のみを演出したそうな。
「海猿」の主要スタッフは殆ど「踊る」を手がけた人たちばかり。
これはですね、僕の心をくすぐりマクリマクリスティーですよ(寒)
ハイ、ということで本題へ。
広島県呉市にある海洋保安大学校。
海洋保安大学校とは、特殊救助隊の任務、転覆・火災・沈没船からの人命救助、ヘリからの救助などを行う特殊救難救助を行うための「潜水士」を育て上げるところである。
全国から選ばれた14名のエリート訓練生が教官の源太郎(藤竜也)の指導の下で50日間に及ぶ過酷な訓練を経て晴れて資格を得る事が出来る。
と言っても休みはある。
訓練生の仙崎(伊藤英明)はファッション雑誌の編集員の環菜(加藤あい)と出会い酔った勢いでラブホへ・・・・。
水中では常に危険と隣り合わせなので「バディ」と呼ばれる相方と二人一組で訓練を行わなければならない。
仙崎のバディ・工藤(伊藤淳史)は、14名の訓練生の中でも一番ドン臭くて仙崎にとっては足手まといの存在。
工藤にも看護婦のエリカ(香里奈)と言う名の子と良い感じの交際を始めている。
そんなある日、不慮の事故で仙崎のバディ・工藤が亡くなってしまう・・・。
「邦画に金を払うのはちょっと・・・」と言うのが日本人の国民感情でしょうね。
それもそのはず、莫大な予算で制作されるハリウッドの作品に比べると邦画の制作費は微々たるもの。
アニメ作品の完成度は高くとも、実写には当たり外れがあり「どの年齢層や性別」を意識して制作したかもよく分からないような作品を90年代以降作り続けてきたからね。
邦画批判をしても仕方がない。
ですけどね、この頃、頑張ってるんですよ、邦画は。
90年代の永久戦犯のような監督たちに代わって、新たな人材を生み出した邦画界は勢いを増しつつあります。
しかし、ハリウッドの作品に比べると宣伝費に予算が回せないために良質な作品でも国民が知らないうちに公開され、ひっそりと上映期間が終了すると言う悲しい結果に終わってしまうんです。
ダメだ。
邦画批判をしても仕方がない。
本題へ戻ろう。
「海猿」は近年の邦画作品に比べると「踊る2」や「座頭市」と同じくらいエンターテイメント性を意識して制作していると思います。
「踊る」ファンの方にとっては、何処となく「踊る」の空気感のようなものがスクリーンから漂ってくる事は間違いなしです(「踊る」の助監督ですからね)。
ハラハラしたり、興奮したり、ちょっぴりウルウルと涙が出そうになったりと、ありとあらゆる要素が上手い具合にミックスされています。
まぁ、起こるべくして事件が発生して解決するみたいな・・・とツッコミたくなるような感じはしないでもないんですが、目をつぶっちゃって下さい。
主演は伊藤英明です。
「陰陽師」や「秘密」などで映画に出演したことはあっても主演は初めてじゃないかと思います(多分ね)。
「白い巨塔」の柳沢医局員のイメージが未だ残っているんですが、それを払拭するかの如くのキャラを演じております。
伊藤英明とコンビを組むバディ・工藤役の伊藤淳史は、チビ・ノリダーですよ(笑)
どうしても伊藤淳史を見ると「チビ・ノリダー」を連想してしまいます。
この映画の撮影前までは、カナヅチで本当に泳げなかったらしいんですが、映画の中ではそれを感じさせない演技力です。
「重り」を両手に持って立ち泳ぎの練習をするシーンがあるんですが、泳げない人にとっては酷なシーンだと見ていて思いましたね。
潜水士になるためには「あんなこと」や「こんなこと」もするんだ的なことも分かり、ある意味、職業ムービーでもありますね。
そこに恋愛シーン(笑)などを取り入れて多少の嘘を話の中に入れる事により面白い映画に仕上げていると感じましたね。
「海猿」は国分太一と永作博美の共演でNHKで2度ドラマ化されている作品です。
しかしですね、HNKの「海猿」の教官役が加藤剛だったんですよ。
加藤剛ですよ。
多分、僕の記憶が間違っていなければ「大川越前」ですよね。
これがね、映画版の藤竜也と違ってね、ウキまくりなんです。
現代風の国分太一と永作博美と並んで加藤剛ですよ。
加藤剛が救助艇の操縦桿を握っているんですよ。
いやぁ、これは濃いよ。
見ていてね、段々、ツボにはまりました。
だってね、教官に見えないよ。
やっぱね、教官役は風間杜夫でしょ。
ハイ、ハイ(汗)
とにかく見終わった後「邦画も頑張っているな」と感じる事間違いなし。
出演者にもかなり恵まれております。
訓練生役の海東健も良い味だしてます。
それと女性客は必見!
何故だか訓練生の「お尻」と言うか「裸」が見えるシーン多々あり(汗)
エンドクレジットが流れても席を立たずに最後まで見ましょう!
良いことあります。
<邦画としては上々の出来です。是非、スクリーンで見てください。映像はめちゃめちゃ綺麗です。公開は6月12日です>
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