6月20日に御堂会館で行われた「スチームボーイ」の試写会に行ってきました。

アニメ界の巨匠・大友克洋監督作品です。
大友克洋監督って凄い人ですよね。
だって、ジェームズ・キャメロン監督が大友作品を絶賛してるんですよ。
思い起こせば小学生の頃、友達の家で「AKIRA」を見た日のことを思い出
しますね。

「ガンダム」とか「ゾイド」とか「セイントセイヤ」とか・・・には全く興味がなかった小学生だったもんですから、当然、アニメの話とかされても分からないんですよ、見てないから。
「ゾイド」と「恐竜」は何が違うんだって言う感じです。
おまけにさぁ、「ウルトラマン」とか「仮面ライダー」などの超人モノも見てなかったら余計分かんないんだよね。
中学生の時に京都テレビで朝の7時30分から再放送していた「ゴレンジャー」には、めちゃハマッタ(汗)
別に家にテレビがないような極貧生活をしていたわけではないよ。
まぁ、そんな話はいいとして、「ドラえもん」ぐらいしか見ていなかった僕がですね、「AKIRA」を見てビックリ。
スゲェって思いましたね。

その後も何本が見ましたが、どうもねぇ、僕にはよく分からない。
宮崎アニメはまだ理解できますよ。
でもねぇ、「エヴァンゲリオン」あたりになると、お手上げ状態ですね。
うーん、あの世界観がよくまだ分からない。
「踊る」に影響を与えた押井守監督の作品もイマイチ分からん。
ただねぇ、「パトレーバー」シリーズはWOWOWで放送していたのをビデオに録って見たんだけど面白かった。

まぁ、そんな話はいいとして本題へ。
あぁ、そうそう。
別にタイトルから想像できるような「蒸気で動く少年」の話ではないからね。

19世紀のロンドンは産業革命期にあった。
13歳のレイ(声:鈴木杏)の祖父・ロイド(声:中村嘉津雄)と父・エディ(声:津嘉山正種)は、オハラ財団の雇われ社長・サイモン(声:斉藤暁)の資金援助により世界最小の蒸気エネルギーの圧縮装置(スチームボール<ピストン運動装置?>)の開発を行っている。
ロイドとエディは、スチームボールを完成させる事により、人々の生活がより豊かになると信じて開発を行っていた。
が、しかし、サイモンは金儲けのためにスチームボールの開発を依頼しており、本当の目的は軍事強化(戦争の道具として使用する)のためであった。
そのことを知ったロイドは、オハラ財団の研究施設からスチームボールを持ち出し、レイに「このスチームボールを絶対に誰の手にも渡らぬよう保管せよ」と託す。
サイモンは、スチームボールを奪い返すために部下(声:寺島進)をレイの元に送り込むのであった・・・・。

凄いっすよ。
めちゃ映像が凄い。
ハリウッドのアニメ映画はCGありきですが、日本のアニメは手描きとCGです。
CGのみに頼るわけにはいかないんです。
町の風景一つにしても手を抜いてませんよ。
「いやぁ、凄いわぁ、凄いわぁ」の連続でした。
とにかく凄いんです、映像が。

映像が!ですよ。
その分、ストーリーがちょっと・・・と思うんですが、その分、映像の勢いでカバーしているんですがね。

「スチームボーイ」と言うタイトルなんですが、主演のレイの声は鈴木杏。
最初はどうかな?と思ったんですが、意外に良かったです。
そして、スカーレット役の声を小西真奈美ですよ。
スカーレット?
と思われた方もおられるでしょう。
ストーリー解説の部分であえて書きませんでした。
これはねぇ、見てのお楽しみってことで。
小西真奈美って、こんな声だっけ?と思いますよ。
これもある意味ビックリだった(いい意味でね)

それにしても映像が凄かった。
それだけでも見る価値はあるよ。
絶対に見る価値はある。
間違いない(寒)

やっぱね、映画を見て思ったんだけど、産業革命期のイギリスって良いよね。
大学の講義でね、イギリスの産業革命期について1年間教えてくれる講義があったんですよ。
300人ぐらい入る教室に15人ぐらいしかいないんだけどね(テスト前だけ300人ぐらい生徒が集まるんです)
僕はねぇ、毎週欠かさす出席したんですよ。
朝の9時に講義が始まるんですよ(笑)
それぐらいねぇ、産業革命の話が好きなんです、僕は。
理由を話すと長くなるんで、誰も聞きたくないと思うんで書きませんが、皆さんもねぇ、イギリスの産業革命の本を読んだら、きっともっと知りたくなると思いますよ。
あぁ、これ以上書くと変な人だと思われるんで止めよう。

この映画でもね、産業革命について大いに触れているんで、その辺も僕の中では高得点ですね。
ストーリーの面白さは別ですからね。

<うーん、微妙ですね。これは評価が分かれる作品です。好きな人は絶対に見ると思うし、興味のない人は見ないと思うしね。でも、スクリーンで見た方が断然いいと思うよ。公開は7月17日です>

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