7月9日に御堂会館で行われた「機関車先生」の試写会に行ってきました。

邦画です。
しかも、文部科学省選定の作品です。
うーん、文部科学省云々と言う名が付くだけでお堅い映画だなと思いますね。
内容は教育テレビのような作品です。

試写会当日は坂口憲二の舞台挨拶付きでした。
生・坂口の二の腕は凄かった。
ある意味、和製・ヴィン・ディーゼルですよ!

瀬戸内海に位置する葉名島。
島に一つしかない水見色小学校に一人の臨時教師がやってくる。
臨時教師の吉岡(坂口憲二)は全校生徒7人の前で自己紹介をする。
「僕は話す事が出来ません。でも、皆さんと一緒に勉強します」と黒板に書く。
吉岡は事故の後遺症で「声」を失って話す事が出来ないのである。
生徒からは「口が利かん先生やから『機関車先生やっ』」とあだ名を付けられる。
最初は「口が利けんような先生を島に寄こしやがって」と島民たち(伊武雅刀)からも煙たがられていたが、徐々に打ち解け始める吉岡と生徒と島民たち。
だが、吉岡自身は、葉名島の臨時教師期間が終了すると同時に教師を目指すのを止めようと考えているのであった・・・・。

うーん、悔しいかなラストはウルウルときちゃいました。
まさか、文部科学省選定の映画で泣きそうになるとは・・・。
話的には、かなりベタなんですよ。
途中、銃撃戦があるとか、激しいラブロマンスがあるとか・・・などは一切なし。
ただ単に、口の利けない先生と生徒と島民の交流を描いただけの作品なんですよ。

それをですね、瀬戸内海に浮かぶ小さな島の長閑な雰囲気で描いているんですよ。
あぁ、3日間ぐらいは葉名島で暮らしてみたいです。
海を眺められるような家に3日間だけ住みたいです。
一生住むとなると生活が不便なんで嫌ですがね・・・。

主演は坂口憲二です。
坂口憲二が主演ですよ。
いいんですか?
坂口憲二主演じゃ数字取れないよ、連ドラは!?
でもねぇ、今回はセリフなしです。
今回はト書のみの演技です。
でもね、これが意外にハマリ役なんですよ。
原作を読んでもらっても分かるように、機関車先生の体格はガッチリなんですね。
坂口憲二は体格が良いんで、その点はOKですよね。
生徒とじゃれ合う感じがまたいいんです。
「棒読みかよ」とはツッコマないでね。
本当に生徒役の子は棒読みなんで・・・。
でも、生徒役の子は有名俳優の息子なんですよ。
誰の子が俳優デビューしたんでしょうね!!

この映画は脇役が豪華なんですよ。
中でもマチャアキね。
堺正章ですよ。
邦画で堺正章を見るのは初めてじゃないでしょうかね?
出てたかな?
それぐらい映画に出ているイメージはない。
堺正章が演技している姿と言えば「古畑」でゲストで登場した回ぐらいです。
僕は「西遊記」をリアルタイムでも見てないし・・・・。
今回は学校の校長役で出演してます。
めちゃ味のある校長先生ですよ!

その他にも倍賞美津子、大塚寧々・・・などがチョイ役で出演します。
そう言えば、倍賞千恵子がジブリ作品の最新作「ハウルの動く城」の主題歌を歌うんだって!
やっぱジブリ作品はインパクトあるね。
米良良一は、ある意味ビックリだけど、今回の倍賞千恵子の抜擢にもビックリだね。
ちなみに倍賞千恵子は主役のソフィの声もやるんだけどね。
美津子と千恵子はどっちが姉なんだろうね。
どちらかと言うと、美津子の方が演技が上手いよね。
疲れた主婦の役をやらせると、美津子は上手いよ。
同じミツコでも、森光子はねぇ・・・東みたいな・・・。

それと気になったのが大塚寧々の役どころね。
「Dr.コートー」と全く同じなのね。
島の中にある居酒屋の女将なんだけどね。
キャラ被ってるだろ!
「Dr.コートー」は秋に復活するんで、ちょっくら楽しみです。

<そこそこ面白いですが、盛り上がりに欠ける作品です。ビデオ向きだと思います。公開は7月31日です>

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