【11月の映画評】
ネタバレ注意です。
了承の上、お読み下さい。
○「父親たちの星条旗」
シネコンにて観賞。
硫黄島での戦いで擂鉢山に星条旗を掲げた3人の男たちの話です。
太平洋戦争におけるアメリカのヒーローの象徴として、3人の意思に関係なくアメリカ政府の策略によって奉りあげられた3人の苦悩が見事に描かれております。
「戦争にヒーローなんて存在しない」と言う監督のメッセージが熱く伝わってきました。
硫黄島でのバトルシーンにおいては、日本人は目に見えない敵として描かれております。
はっきりとした日本人模写は、アメリカ軍の兵士が自決した日本兵士を壕の中で見つけるシーンぐらいです。
このシーンが戦場のシーン以上にグロテスクなんですが・・・。
あとのシーンは日本軍の銃だけの映像でアメリカ軍をバンバン撃って殺す映像だけです。
硫黄島の上陸前に海上から3日間、迫撃砲を撃ち続けてアメリカ軍が島に上陸するんですが、日本兵は殆ど無傷だったと言う話ですから驚きです。
かなり深く壕を掘っていたから助かったようです。
そこまでしてまででも本土上陸を阻止しようとした日本兵には感無量です。
擂鉢山を制したアメリカ軍の兵士たちが頂上から海を眺めるシーンがあるんですね。
「硫黄島からの手紙」の予告編でも、渡辺謙率いる日本軍兵士が擂鉢山から上陸してくるアメリカ兵を眺めるシーンがあるんですね。
硫黄島の戦いをアメリカ軍と日本軍と、それぞれ違う目線で描いているんで、同じ光景なのに、このシーンはそれぞれ違う感情で見れるのかと思うと、どんどん期待感が高まりますね。
○「硫黄島からの手紙」
試写会にて観賞。
当日は渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮の舞台挨拶付きでした。
夜の7時からの試写だったんですが、早い人は朝の6時から並んでいたみたいです。
恐るべしジャニーズパワーです。
ハリウッドが作る日本人が主役の硫黄島の映画!
字幕なしのハリウッド映画!
まぁ、と言ってもアメリカ人の捕虜のシーンがあるんでエンドクレジットの最後に「字幕・戸田奈津子」って出てくるんですが、殆ど全て日本語です。
片言ではない日本語がハリウッド映画で描かれているんでとても新鮮味がありました。
映像の色調がかなり暗いんで、家のテレビではよく分からないシーンがあると思うんで是非、劇場で!
戦争映画に登場する陸軍の中将と言うと、どうしても鬼軍曹てきなイメージがあるんですが、渡辺謙が演じた栗林中将は「何と温かみのある人間」なんだろと思わされました。
暗いキャラではなく、ユーモアのあるキャラとして主人公が描かれているんで、この辺は「上手いな!イーストウッド」と思いましたね。
ちょっとだけクスクスと笑えました、前半は!
前半は!!ですけどね。
後半からはアメリカ軍が硫黄島に上陸してのバトルなんで、見ていて辛くなるシーンの連続でした。
「父親たちの星条旗」でのバトルシーンの映像をそのまま引用している場面もあるんですが、同じシーンでも「敵と味方」の視点を変えれば、こうやって見れるんだ!と不思議な気持ちになりました。
自決したり、混乱した上官から撃たれたり、アメリカ兵の捕虜を虐殺したり、手りゅう弾持って神風アタックしたり・・・とかなり辛いシーンが多い。
辛いシーンが多い中でも伊原剛志が読み上げた「手紙」のシーンで、僕の涙腺はアウトでした。
捕虜の兵士が持っていた手紙を読み上げるシーンなんですが、どこの国だってねぇ、気持ちは同じなんです。
アメリカ人だろうと、日本人だろうと気持ちは同じなんですよ。
「何の気持ち」なのかは書きませんが、戦争なんて無意味なんだよって言う監督のメッセージが、このシーンにあったような気がします。
スイマセン、今日は久しぶりに長々と書きました。
ネタバレ注意です。
了承の上、お読み下さい。
○「父親たちの星条旗」
シネコンにて観賞。
硫黄島での戦いで擂鉢山に星条旗を掲げた3人の男たちの話です。
太平洋戦争におけるアメリカのヒーローの象徴として、3人の意思に関係なくアメリカ政府の策略によって奉りあげられた3人の苦悩が見事に描かれております。
「戦争にヒーローなんて存在しない」と言う監督のメッセージが熱く伝わってきました。
硫黄島でのバトルシーンにおいては、日本人は目に見えない敵として描かれております。
はっきりとした日本人模写は、アメリカ軍の兵士が自決した日本兵士を壕の中で見つけるシーンぐらいです。
このシーンが戦場のシーン以上にグロテスクなんですが・・・。
あとのシーンは日本軍の銃だけの映像でアメリカ軍をバンバン撃って殺す映像だけです。
硫黄島の上陸前に海上から3日間、迫撃砲を撃ち続けてアメリカ軍が島に上陸するんですが、日本兵は殆ど無傷だったと言う話ですから驚きです。
かなり深く壕を掘っていたから助かったようです。
そこまでしてまででも本土上陸を阻止しようとした日本兵には感無量です。
擂鉢山を制したアメリカ軍の兵士たちが頂上から海を眺めるシーンがあるんですね。
「硫黄島からの手紙」の予告編でも、渡辺謙率いる日本軍兵士が擂鉢山から上陸してくるアメリカ兵を眺めるシーンがあるんですね。
硫黄島の戦いをアメリカ軍と日本軍と、それぞれ違う目線で描いているんで、同じ光景なのに、このシーンはそれぞれ違う感情で見れるのかと思うと、どんどん期待感が高まりますね。
○「硫黄島からの手紙」
試写会にて観賞。
当日は渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮の舞台挨拶付きでした。
夜の7時からの試写だったんですが、早い人は朝の6時から並んでいたみたいです。
恐るべしジャニーズパワーです。
ハリウッドが作る日本人が主役の硫黄島の映画!
字幕なしのハリウッド映画!
まぁ、と言ってもアメリカ人の捕虜のシーンがあるんでエンドクレジットの最後に「字幕・戸田奈津子」って出てくるんですが、殆ど全て日本語です。
片言ではない日本語がハリウッド映画で描かれているんでとても新鮮味がありました。
映像の色調がかなり暗いんで、家のテレビではよく分からないシーンがあると思うんで是非、劇場で!
戦争映画に登場する陸軍の中将と言うと、どうしても鬼軍曹てきなイメージがあるんですが、渡辺謙が演じた栗林中将は「何と温かみのある人間」なんだろと思わされました。
暗いキャラではなく、ユーモアのあるキャラとして主人公が描かれているんで、この辺は「上手いな!イーストウッド」と思いましたね。
ちょっとだけクスクスと笑えました、前半は!
前半は!!ですけどね。
後半からはアメリカ軍が硫黄島に上陸してのバトルなんで、見ていて辛くなるシーンの連続でした。
「父親たちの星条旗」でのバトルシーンの映像をそのまま引用している場面もあるんですが、同じシーンでも「敵と味方」の視点を変えれば、こうやって見れるんだ!と不思議な気持ちになりました。
自決したり、混乱した上官から撃たれたり、アメリカ兵の捕虜を虐殺したり、手りゅう弾持って神風アタックしたり・・・とかなり辛いシーンが多い。
辛いシーンが多い中でも伊原剛志が読み上げた「手紙」のシーンで、僕の涙腺はアウトでした。
捕虜の兵士が持っていた手紙を読み上げるシーンなんですが、どこの国だってねぇ、気持ちは同じなんです。
アメリカ人だろうと、日本人だろうと気持ちは同じなんですよ。
「何の気持ち」なのかは書きませんが、戦争なんて無意味なんだよって言う監督のメッセージが、このシーンにあったような気がします。
スイマセン、今日は久しぶりに長々と書きました。
コメント
けど、読んだらみたくなりました。
伊原剛志好きだし!(そこかよっ)
渋めの俳優が好きなんですね。
2部作を連続して見ると5時間はあるんで疲れるんで、一本ずつ見てはどうでしょう?
紅緒さんの日記に多々、いや、頻繁に登場するメンズを誘っては見ては?