6月2日にIMPホールで行われた「海猿」の試写会に行ってきました。

以前のように試写会ばかり行くような生活が出来なくなってのでピンポイントで行くようにしています。
どうしても見たい作品は試写で、後でもいいような作品は劇場で見るようにしています。

「海猿」はどうしても見たかったんです。
プロデュース・By・亀山千広だからね(日本のジェリー・ブラッカイマーです)
監督は「踊る大捜査線」シリーズの助監督・羽住英一郎さんです。
「踊る2」では冒頭の豪華客船にSATが突入シーンの外観のみを演出したそうな。
「海猿」の主要スタッフは殆ど「踊る」を手がけた人たちばかり。
これはですね、僕の心をくすぐりマクリマクリスティーですよ(寒)
ハイ、ということで本題へ。

広島県呉市にある海洋保安大学校。
海洋保安大学校とは、特殊救助隊の任務、転覆・火災・沈没船からの人命救助、ヘリからの救助などを行う特殊救難救助を行うための「潜水士」を育て上げるところである。
全国から選ばれた14名のエリート訓練生が教官の源太郎(藤竜也)の指導の下で50日間に及ぶ過酷な訓練を経て晴れて資格を得る事が出来る。
と言っても休みはある。
訓練生の仙崎(伊藤英明)はファッション雑誌の編集員の環菜(加藤あい)と出会い酔った勢いでラブホへ・・・・。
水中では常に危険と隣り合わせなので「バディ」と呼ばれる相方と二人一組で訓練を行わなければならない。
仙崎のバディ・工藤(伊藤淳史)は、14名の訓練生の中でも一番ドン臭くて仙崎にとっては足手まといの存在。
工藤にも看護婦のエリカ(香里奈)と言う名の子と良い感じの交際を始めている。
そんなある日、不慮の事故で仙崎のバディ・工藤が亡くなってしまう・・・。

「邦画に金を払うのはちょっと・・・」と言うのが日本人の国民感情でしょうね。
それもそのはず、莫大な予算で制作されるハリウッドの作品に比べると邦画の制作費は微々たるもの。
アニメ作品の完成度は高くとも、実写には当たり外れがあり「どの年齢層や性別」を意識して制作したかもよく分からないような作品を90年代以降作り続けてきたからね。
邦画批判をしても仕方がない。

ですけどね、この頃、頑張ってるんですよ、邦画は。
90年代の永久戦犯のような監督たちに代わって、新たな人材を生み出した邦画界は勢いを増しつつあります。
しかし、ハリウッドの作品に比べると宣伝費に予算が回せないために良質な作品でも国民が知らないうちに公開され、ひっそりと上映期間が終了すると言う悲しい結果に終わってしまうんです。
ダメだ。
邦画批判をしても仕方がない。

本題へ戻ろう。

「海猿」は近年の邦画作品に比べると「踊る2」や「座頭市」と同じくらいエンターテイメント性を意識して制作していると思います。
「踊る」ファンの方にとっては、何処となく「踊る」の空気感のようなものがスクリーンから漂ってくる事は間違いなしです(「踊る」の助監督ですからね)。
ハラハラしたり、興奮したり、ちょっぴりウルウルと涙が出そうになったりと、ありとあらゆる要素が上手い具合にミックスされています。
まぁ、起こるべくして事件が発生して解決するみたいな・・・とツッコミたくなるような感じはしないでもないんですが、目をつぶっちゃって下さい。

主演は伊藤英明です。
「陰陽師」や「秘密」などで映画に出演したことはあっても主演は初めてじゃないかと思います(多分ね)。
「白い巨塔」の柳沢医局員のイメージが未だ残っているんですが、それを払拭するかの如くのキャラを演じております。

伊藤英明とコンビを組むバディ・工藤役の伊藤淳史は、チビ・ノリダーですよ(笑)
どうしても伊藤淳史を見ると「チビ・ノリダー」を連想してしまいます。
この映画の撮影前までは、カナヅチで本当に泳げなかったらしいんですが、映画の中ではそれを感じさせない演技力です。
「重り」を両手に持って立ち泳ぎの練習をするシーンがあるんですが、泳げない人にとっては酷なシーンだと見ていて思いましたね。
潜水士になるためには「あんなこと」や「こんなこと」もするんだ的なことも分かり、ある意味、職業ムービーでもありますね。
そこに恋愛シーン(笑)などを取り入れて多少の嘘を話の中に入れる事により面白い映画に仕上げていると感じましたね。

「海猿」は国分太一と永作博美の共演でNHKで2度ドラマ化されている作品です。
しかしですね、HNKの「海猿」の教官役が加藤剛だったんですよ。
加藤剛ですよ。
多分、僕の記憶が間違っていなければ「大川越前」ですよね。
これがね、映画版の藤竜也と違ってね、ウキまくりなんです。
現代風の国分太一と永作博美と並んで加藤剛ですよ。
加藤剛が救助艇の操縦桿を握っているんですよ。
いやぁ、これは濃いよ。
見ていてね、段々、ツボにはまりました。
だってね、教官に見えないよ。
やっぱね、教官役は風間杜夫でしょ。
ハイ、ハイ(汗)

とにかく見終わった後「邦画も頑張っているな」と感じる事間違いなし。
出演者にもかなり恵まれております。
訓練生役の海東健も良い味だしてます。
それと女性客は必見!
何故だか訓練生の「お尻」と言うか「裸」が見えるシーン多々あり(汗)
エンドクレジットが流れても席を立たずに最後まで見ましょう!
良いことあります。

<邦画としては上々の出来です。是非、スクリーンで見てください。映像はめちゃめちゃ綺麗です。公開は6月12日です>
5月31日にリサイタルホールで行われた「ブラザーフッド」の試写会に行ってきました。
「ブラザーベア」じゃないですからね(汗)

韓国映画です。
最近の韓国映画を象徴するかの如く、めちゃ勢いがある戦争映画です!
邦画も数年に一回は戦争映画なるものを撮るんですが、どうもショボイ。
予算がないから仕方がないんですが、最後に見た邦画の戦争映画「きけ、わだつみの声」は酷かった。
織田裕二が主演だったんで高校生の頃、京極弥生座(笑)で見たんですが酷かった。
ラストは大学時代ラクビ―部だったと言う設定の織田アニキが手榴弾を抱えてアメリカ軍の戦車にトライして戦車が1台吹っ飛んで終わるんです・・・・まぁ、数年後、東映配給の「TRY」に主演するんですがね。

本題へ。

現代の韓国。
長年捜し求めていた遺骨が発見される。
佇む一人の老人の姿。
1950年の韓国。
ジンテ(チャン・ドンゴン)と弟・ジンソク(ウォン・ビン)の兄弟は貧乏ながらも幸せな日々を送っていた。
既に亡くなっている父親に代わってジンテはジンソクの学費を家業である靴屋の売上げで賄っていた。
ジンテは間もなく恋人のヨンシン(イ・ウンジュ)と結婚の予定があり、ジンソクも大学入学の日が近づいていた。
1950年6月25日に全てが変わってしまう。
北朝鮮軍が38度線を越えて韓国に侵入してきたのである。
避難勧告が発令されたので、ジンテらもテグ駅まで行って列車に乗って郊外へ避難しようとする。
が、しかし、「韓国では健全な18歳以上30歳未満の男性は軍に徴兵される」と言う規則の元にジンソクが駅の構内で拘束される。
兄のジンテは「弟は、まだ18歳になっていないんで代わりに僕が軍に入隊しますんで」と懇願するも一色単にされて列車に詰め込まれて兄弟二人共、戦地へと送り込まれるのであった・・・。

まさに韓国版「プライベートライアン」ですよ。
冒頭の老人と言いですね、まぁ、ネタバレになるかもしれませんが、韓国の徴兵制度の中に「家を守ると言う概念から一家族に男性一人の徴兵を命じる」
と言うシステムがあるんですが、チャン・ドンゴンとウォン・ビンの兄弟は、それに反していますよね、だから、兄チャンが何とかして弟を戦地から奪還させるんですよ。
そこが杉浦兄弟が言う所の「目にワイパーが必要です」って言う宣伝文句なんですよ。

「ブラザーフッド」を見てから数日後に韓国映画の「シルミド」を見たんですが、「シルミド」の方はあからさまに観客を泣かそう、泣かそうとする展開と演出で見ていて少々辛かったんです。
でもね、「ブラザーフッド」は違うんだなぁ(涙)
人物像(兄と弟)がちゃんと描かれているんで、感情移入がモロに入っちゃうんです。
兄チャンはですね、弟だけは戦争で亡くなって欲しくないから、軍の幹部と話をつけて「勲章を貰えるだけの働きをしたら無条件で弟を除隊させて欲しい」と言う口約束を交わすんです。
その日以来、兄チャンは「ターミネ―ターかよ」って言う感じで北朝鮮の軍人やイケナイことなんだけど無抵抗の北朝鮮の民間人を殺しまくるんです。
何も知らない弟は「兄チャンどうしたんだ?戦争が兄チャンを変えてしまったのか」と兄を避けるようになるんです。
でもね、観客は皆、分かってるんですよ、「アンタを助けるために自分を犠牲にしているんだよ」ってね。
そこがね、クライマックスで・・・・ウワァーンと泣いちゃうんだよね、観客が(正直、僕自身も泣いた。少し涙が出た)。
どっちが生き残るんでしょうね?
言えない、言えない(秘密)

監督は「シュリ」のカン・ジェギュですよ。
「シュリ」見ましたか?
僕も拡大上映になった時の初日に見に行って、「これは韓国でヒットしただけあるわ」って思いましたね。
今回もね、迫力満点で火薬祭りの戦争シーンのアクションと人間ドラマを上手く盛り合わせている点は「Good job」と言う感じです。

多少ツッコミ所はあるものの全体的に見て「最高です」って言う評価です。
今年のベスト10入り決定ですね。
これで一人でも多くウォン・ビンのファンが増える事を願います。
ウォン・ビンは日本でも通じるぐらいのルックスですからね。
クルよ、ウォン・ビンの時代がもう直ぐ。

<韓国映画と思ってあなどるなかれ。これは見ておいた方がいい一本です。公開は6月26日です>

6月26日と言えば「ハリポタ」の最新作と同じ公開日。
嗚呼、初登場1位は無理だな。
痛いよ、痛いよ。
いやぁ、お恥ずかしい話ですが、保育園の時以来ですね、足に釘が刺さっちゃいました。
テヘェ、テヘェ。

違うんですよ、まぁ、話を聞いておくなさいまし。
窪塚アニキが空飛べんじゃないの?と思ってマンションから飛んだように、僕もですね、「キル・ビル・Vol.2」を見てパオ・メイ直伝の棺桶を指先だけで穴をあける技が「♪できるかな?できるかな?♪」と挑戦してみたんです。

チキショー・・・・無理だった。
指が痛いだけだった(汗)

挑戦したのは木材が保管してあった木枠の空箱ですよ。
結構、木の厚みが薄かったんでイケルかな?と思ったんですが、無理だった。
だから、軍手を3枚重ねて装着してグローブ代わりにして、ムカツク人を想像して拳に力を集中させてガツーンとだ「ダイエーの杉浦」の如く木を殴ったんですよ。
そしたら木が思いっきり割れたんですよ。

やっぱねぇ、それが爽快感と言いましょうかね、ストレス発散とでも言いましょうかね、割れたことに対して楽しくなっちゃいまして、次は蹴りで木枠を壊してやろうと思ったんですよ。

まぁ、パンチより蹴りの方が簡単に木枠は粉々になったんですが、微妙に綺麗に壊れなかったんですよ。
だからね「木枠の癖して小癪なヤツだ」と思って思いっきり踏んづけてやったんですよ。
そしたらですね、釘が上向きに突き出してて・・・・Oh、my godですよ。
イタァ、タァ、タァ、タァ、タァ、タァ・・・・。
靴底を貫通したんですよ。
ありえねぇよ。

でもね、奇跡が起きたんです。
絶対に血が出てると思って、直ぐに靴を脱いで、ドキドキしながら靴下を脱いだんですが血が出てなかったんです。
おぉ、助かった。

保育園の頃は素足で釘を踏んで、そのまま病院・・・だったんですが、今回は医務室に行って事なきを得ました。
医務室にいた先生が若い女の先生だったんで、ドキドキしました(笑)
何故、ドキドキしたかと言うと、たまたまですよ、念のためもう一度言いますよ、たまたまですよ、その日、履いていた靴下が穴があいてたんです。
何か嫌ですよね、貧乏クセェーと思われるからね。

もうこれに懲りて「キル・ビルごっこ」は止めにしよう。
仕事が早く終わったので先程帰ってまいりました。
帰ってきてビックリ!!!!

窪塚アニキがマンションの9階から飛び降り自殺したらしい。
意識はあるらしいけど、大丈夫っすかね?

心配だ・・・。
5月29日に京都スカラ座で「デイ・アフター・トゥモロー」を見ました。

ローランド・エメリッヒ監督最新作ですよ。
エメリッヒ監督作では「ID4」と「ユニバーサル・ソルジャー」が好きです。
「ゴジラ」と「パトリオット」は、ちょっとね・・・・(汗)
「ID4」は高校生の時に年齢を偽って大人料金で先行オールに行きましたよ。
誰と行ったかはこの際いいとして、入り口で止められたらどうしようとドキドキしたのを憶えています。
話のオチはともかく大統領役のビル・プルマンの演説シーンを見て「カッコイイ」と思いましたね。

本題に戻りますね。

気象学者のジャック(デニス・クエイド)は、助手のフランク(ジェイ・O・サンダース)と院生のジェイソン(ダッシュ・ミホーク)らと共に南極で自身の仮説を立証する調査を行っていた。
しかし、調査の途中に目の前で氷棚が割れて陥没する。
イギリスのラプソン教授(イアン・ホルム)は、気象観測センターで北海の海水温が異常に低下していることに気づき、学会で知り合ったジャックの仮説を裏付ける物証だとしてジャックに報告する。
ジャックはインドで行われている会議に出席しているアメリカ副大統領に面会して「地球の北半分に氷河期が到来するので合衆国北部に住む人たちを避難させないと大惨事を招いてしまう」と警告するも根拠がない話だとして取り合ってもらえない。
その頃、日本では大きな雹(ヒョウね)が降ったり、インドで雪が降ったり、ニューヨークでは雨が降り続いたり、ロサンゼルスで大竜巻が発生したりと、世界各地で超異常気象が起こり始めていた・・・・。

エメリッヒ監督は、ニューヨークに怨みでもあるんでしょうかね(笑)
「ID4」の時も壊しまくったけど、今回もある意味、壊しますね。

とにかく「CG祭り開催中!」と言う感じで「口がポカーン」って言う映像の連続ですよね。
日本では予算がないから「まず無理」てな感じですよね。
予算があるって、いいよね。
いきなり冒頭から「バーティカル・リミットかよ」って言う感じでしょ。
しかも、デニス・クェイドはめちゃ運動神経いいしね、まぁ、それはご愛嬌ってことで(笑)

そして、ツッコミどころ満載の日本模写!
ある意味、エメリッヒ監督は「ID4」の時もそうだったけど「まぁ、とりあえずアメリカに次ぐ第二の制作費回収国だから日本模写も入れとくか」てな感じで入れたんでしょうかね(「ID4」の時は確か「出口」って言う文字が戦艦の中に紙で貼ってましたね)。
「なんじゃこりゃ」て言うシーンでしたよね。
場所は何処なんだ?って言う感じです。
まぁ、ストーリーには関係ないような、あるようなシーンですんで気にしないでおきましょう。

映画は前半でド派手な災害シーンを見せて、後半は「ザ・親子愛」的な感じでしたよね。
中でもデニス・クリイドの息子・サムと意中の女性・ローラですよね。
クイズ大会でニューヨークを訪れていたって言う設定がいいよね。
アメリカでも高校生クイズがあるんだね!
大概のハリウッド映画だったら「バスケの試合でニューヨークに来てるんだ」的な感じなんだけどね。
クイズ大会って・・・(笑)
でもね、二人の恋はどうなっちゃうの?・・・・気になる、気になるって言う感じでしたよね。

でもね、一番気になったのは、どうやって、この映画は終わるんだってことですよ。
オチはどうなのを持ってくるんだろうね?
「ID4」では宇宙船の母船にウィルスを流すって言うオチでしたよね。
「ゴジラ」ではアメリカ軍がゴジラにひたすらミサイルを撃ち込みましたよね。
そして、「デイ・アフター〜」では・・・・どうなるんでしょうね?
てっきりCGでの特撮と環境問題がテーマの作品だと思っていたんですが、「親子愛」がテーマだったんですね。
最後は「米軍万歳」って言うオチじゃなくて安心しました。

<とにかく見せ場シーンは凄すぎです。出来れば夏の暑い時期に見たかったです。親子でも見てもよし、デートで見てもよしの作品です。こういうジャンルの作品は是非劇場で見て下さい。現在公開中>

「デイ・アフター〜」の日本語吹替え版は京極弥生座2で上映しているらしい。
あんな小さいスクリーンで見ても迫力ないだろ。
おまけに音響設備全然だしね。

続「ヨン様」

そう言えば、「スキャンダル」の日記で書き忘れていたことがあった。

「スキャンダル」が上映している劇場では、ヨン様と写真が撮れるようになっている。
別にヨン様プリクラの機械が設置されているわけではない。
よく観光地とかにあるような顔の部分が切り取られたポスターのような看板があるのである。
「スキャンダル」のポスターに写っているヨン様の横の女優さんの顔が切り抜かれていて、そこにヨン様ファンの人たちが顔を突っ込んで写メを撮ってもらっているのである。
おぉ、何とも面白い光景である。
ただそれだけ。
朝起きて朝刊読んでたら、ヒュー・ジャックマンの新作映画の広告がバーンと載っていたね。

家帰って夕刊読んでいたらジェリー・ブラッカイマー製作作品最新作「キング・アーサー」と「ハリポタ」の広告がこれまたバーンと載っていたね。

早く見たいね。

「ブラザーフッド」の広告に「おすぎ」がコメントを載せていたね。
目にワイパーが欲しいぐらい泣けました・・・(笑)
凄い表現力だ。

「セカチュウ」こと「世界の中心で愛をさけぶ」が興収40億突破ですよ。
邦画の恋愛映画では「失楽園」を抜いてトップになったみたい。
「失楽園」って、恋愛映画だっけ?
まぁ、いいや。

明日も面白そうな映画が公開になるね。
「天国の本屋」と「シルミド(タイトル名あってるかな?)」は明日、夕方から見ます。
そして時間があれば「信長祭り」も見に行こうと思います。

<来週、感想を更新予定の映画作品>

スイマセンね。
更新を怠っているんで、どんどん増えちゃってます。

○「デイ・アフター・トゥモロー」:パニックムービー好きの人にとっては前半は面白いよ。

○「ブラザーフッド」:この作品を見れば韓国映画の魅力が分かります。韓国の妻夫木聡ことウォン・ビン主演作です。

○「海猿」:海上自衛隊の話なんですが、邦画としては良く出来た作品です。

○「天国の本屋・恋火」:噂では完成度は高いらしい(←明日見ます)

○「シルミド」:予告編を見る限り韓国映画は勢いあるよ(←明日見ます)

○「ウォルター少年と夏の休日」:久々のハーレイ・ジョエル・オスメント君の出演作(←来週、試写会で見る予定)

○「69・sixty nine」:今年の2月以来、久々の「クドカン祭り」で御座います(←何があっても、来週、試写会で見る予定)

何だかなぁ

2004年6月4日 映画の話
5月28日にリサイタルホールで行われた「白いカラス」の試写会に行ってきました。

で、「何で、白なん?」って言うのが誰もが抱く疑問だと思います。
別に特殊変異の白いカラスが「突っつくわよ」と言いながら襲ってくるようなパニックムービーでもなさそうだし・・・。
何なんだ?って言う感じでした、見る前はね。
映画を見てビックリ、何なんだ、この豪華な出演者は・・・・。

時代設定は数年前のアメリカ。
マサチューセッツ州のアテナ大学でユダヤ人として初めての古典教授になったコールマン(アンソニー・ホプキンス)は、ある日の講義で授業に出てこない2人の黒人生徒のことを「スプークス(spooks)」と言った。
「spook」とは「幽霊」と言う意味で「全然講義には出てこないのに履修届けだけはあるので幽霊学生だな」と言った意味で発したのだが、「spook」には俗語で黒人を軽視する意味が含まれていたことから「人種差別発言だ」として職を失ってしまう。
その後、コールマンの妻も病で死亡して、失意のどん底で隠居生活をする。
ある日のこと、コールマンの家の近所にある森に住んでいる作家のネイサン(ゲイリー・シニーズ)の家を訪ね自身の自伝本を書けと押しかける。
意気投合した二人は色々と語り合う。
ある日のこと、ネイサンは驚く。
コールマンにフォーニア(ニコール・キッドマン)と言う名の34歳も年下の恋人が出来たのである。
フォーニアはストーカー紛いの元・暴力亭主(エド・ハリス)から受けた心の傷が癒えずにいた。
コールマンも人には言えない心の傷(=白いカラス)があった・・・。

何なんだよ、白いカラスって(怒)
それを言っちゃうと1800円なんだよ。
だから、許してください。
でも、ちょっとだけヒントを!
カラスは「黒」です。
でも、タイトルは「白いカラス」
白と黒と言えば・・・オセロ中島?
違う、違う・・。
以上です。
全然わかんネェよ!

この映画の最大の失敗は、回想シーンの多さでしょう。
やたらねぇ、回想シーンが入るんだわ。
そして、現在のシーンでしょ。
見ている方はややこしいよ。

ホンでもってねぇ、アソニーホプキンスもニコール・キッドマンにも言えるんだけど主役二人の境遇が複雑すぎて、見ている側が感情移入出来ないんだな。
これがねぇ、映画全体に漂う「?」って言う感じなんです。
だからねぇ、アンソニー・ホプキンスが「ある秘密」をカミングアウトするクライマックスシーンがイマイチ見ている側が乗り切れないんだよね。
あぁ、残念。

でもね、エド・ハリスの存在感だけは十分に楽しめる。
自称・エド・ハリス好きの僕が太鼓判を押して薦めます作品です。
エド・ハリスって「イイよね」・・・またかよ。

最後にアンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンは、映画の中では恋人同士ってことなので「愛し合うシーン」があります。
その際のアンソニー・ホプキンスのセリフにビックリ!
「僕たちはバ○○○ラのおかげで愛し合うことが出来るんだ」
いいのか?いいのか?そのセリフ・・・キャー!
ハイ、スイマセン。

<日本では確実にコケますね。暗い内容だ。でも、出ているメンバーが豪華なんですよね。キャストに惹かれて見に行くと「えっ?」と思うこと間違いなし。公開は6月12日です>
5月22日にMOVIX京都で「レディ・キラーズ」を見ました。

コーエン兄弟監督作です。
1年で2本もコーエン作品を見るなんて・・・1本で十分だ。

黒人のマンソン夫人(イルマ・P・ホール)は、夫に先立たれて一人暮らしをしている老女(「ピクルス」と言う名の猫を飼っている)。
熱心なキリスト教徒で教会にも欠かさず通っている。
ある日のこと「空き部屋あり」の看板を見た一人の男がマンソン婦人の家を訪ねてくる。
その男はゴースウェイト・ヒギンソン・ドア教授(トム・ハンクス)と言い、部屋を借り入れて、ルネサンス時代の教会音楽の再現するために家の地下で練習させて欲しいと頼んでくる。
クリスチャンの夫人は「教会音楽」の為ならと承諾する。
しかし、実際の目的は音楽の練習ではなく、夫人の家の地下から穴を掘ってカジノ船の地下金庫の現金をガッポリ貰うことであった。
教授以外に4人の変な仲間も加わり作戦を開始するが・・・。

「面白い」と素直に見終わった後、感じましたね。
これぞ、映画ですよ。
前半は「ガジノの現金強奪計画」に対して、後半は映画のタイトルにもなっていますが、老女が「コイツらは怪しいぞ」と感づいたので殺そうとするんですがなかなか死ななくて(笑)・・・最後は「えっ」みたいな。

見た人なら分かると思いますが、面白かったですね。
この映画は「マダムと泥棒」って言うイギリスの作品のリメイクらしいですね。
残念ながら、見たことはないけどね。

それにしても何時もと違う役作りのトム・ハンクスにはビックリですね。
「ロード・トゥ〜」とか「プライベート〜」のような役も大好きだけど、コメディもいいよね。
もちろん「トイ・ストーリー」のウッディの声も忘れてはいけないけどね。
「教授」だけあって弁が立つ話し方がいいよね。
オマエ、英語わかんのかよ!
スイマセン、よくは分かりませんよ。
けど雰囲気で分かるじゃない、映画を見ていたらね。

それにしても何で簡単なことなのに出来ないんだ!の連続で笑えましたよね。
「火サツ」とかだったら、犯罪に感づいた老女なんて直ぐに殺されるんだけど、コーエン兄弟だけあって「笑い」で引っ張るよね。
そこが、この映画の魅力なんだと思う。
変にドタバタした忙しいコメディ映画じゃないでしょ。
どちらかと言うと、ゆっとりとした「笑い」じゃないですか。
ハリウッドのコメディって、極端な場合があるじゃない(ストレートな笑いと言うべきかな?)。
あと「大笑いするシーンか?」とブラック過ぎて笑えない時とかってあるじゃないですか。
そんな心配は、この映画に関してはいらない。
まぁ、笑いのレベルは人それぞれですがね。

この映画のもう一つの魅力は「ゴスペル」でしょうね。
教会で聞く「ゴスペル」と言えば「天使にラブ・ソングを」があるけど、あれとは違った感じを、この映画では受けました。
難しくて表現できないけど、一言で言うと「ゴスペルっていいよね」と言う感じです。
何やそれ。
スイマセン。
まぁ、この映画で流れるゴスペルを聞いちゃって下さい。
マジで聞き入っちゃいます。
マジで、本当に。

個人的にはベスト10入りのノミネート作品ですね。

<この映画は見るべし。ビデオ向きの作品だけどね。現在公開中>

(汗)

2004年6月3日 映画の話
5月22日にMOVIX京都で「スキャンダル」を見ました。

ヨン様こと、ペ・ヨンジュン初主演の作品です。
沢山あった映画出演の依頼の中から「スキャンダル」を銀幕デビュー作品に選んだらしい。
まぁね、ヨン様もR指定の作品で「冬ソナ」のイメージを払拭したかったんだろうね。

「冬ソナ」は見てないよ。
だから、詳しくヨン様のことは知らないよ。
じゃあ、何でヨン様って呼ぶんだ?
何か、皆、ヨン様って呼んでいるからね。
「微笑みの貴公子」って言うキャッチフレーズも付けたほうが良いのかな?

18世紀末の朝鮮(李朝)。
政府高官の妻・チョ(イ・ミスク)は、夫との間に子が出来ずにいた。
夫は16歳の側室を迎え入れて子供を作ろうとする。
チョは嫉妬心から従兄弟のチョ・ウォン(ペ・ヨンジュン)に夫が結婚する前に「16歳の小娘を妊娠させちゃいな」と命じる。
モテモテで女に苦労していないチョ・ウォンは「16歳の小娘を落とすのはチョロ過ぎて面白くない」と言う。
そこで賭けをすることにする二人。
男性経験なしの未亡人・チョン・ヒヨン(チョン・ドヨン)とチョ・ウォンが見事結ばれて、その証拠として「ある物(恥ずかしいんでカットの方向で)」を持ってきたら勝負成立・・・・。

うーん、和製「光源氏」とも言うべきキャラなんでしょうか?ヨン様は!?
16歳の小娘や人妻などを抱く、抱く、抱く、抱くみたいな・・・。
キャーって言う感じです。
「冬ソナ」効果で劇場内はオバ様だらけだったんですが、皆さん、ドキドキしたんでしょうね。
あのヨン様が腰をフリフリみたいな(笑)
しかも、プレイボーイで幾人者の女性を抱いているヤツですよ、ヨン様の役柄はね。
いやぁ、ビックリだ、あの腰使いには(R18指定ですから)。
ただそれだけ(笑、笑、笑、笑)

話自体は「普通」で多少「?」って言う感じです。
でもね、美術と衣装だけみても楽しめる作品だと思えたので、僕の中ではポイント高いですね。
ただねぇ、「29歳で本当の愛を知ってしまった」みたいな話を聞いて「キューン」となるのか女性は?
相手は遊び人ですよ。
なんかねぇ、腑に落ちねえ。
まぁ、恋は盲目ですね。

<ヨン様ファンは見るべき一本です。ビデオ向きの作品です。現在公開中>
チャット?掲示板?で嫌な思いをしたから殺すって・・・うーん、よく分からない、動機ですね。
ムカツク奴とかって学生の頃、何人かいましたよね。
でも、例えば、殺しちゃったら、この後の人生、自分はどういう道を歩まなければならないか・・・なんていうことを考えますよね。
そういうの出来ないのかな・・・。

話は変わるけど、昔、住んでた町で殺人事件が起きたらしい(今日の夕刊で読んだ)。
まぁ、あの町は何でもありの町だから死人が出たり、殺人者が出てもおかしくない町だ。

また、話は変わるけど、清水健太郎が四度目の逮捕。
もう駄目だ、この人は・・・。
「世界の中心で、愛をさけぶ」がTBS系列で7月から連ドラで放送決定です。
映画がヒットした事でドラマ化になったと言えば「ウォーターボーイズ」が思い浮かびますね。
で、「世界の〜」の主演は誰かと言うと山田孝之ですよ。
おぉっ、進藤ちゃん。
映画では森山未来が演じた役を山田孝之ですよ。
これは「ウォーター〜」つながりですね。
まぁね、若手俳優で演技が出来る人も限られているからね。
J事務所のタレントも顔が良くても演技が出来なければ、ファン以外は見ない時代にきちゃってるからね。
このドラマは一応見ます。

今クールのドラマでまともに毎週欠かさず見ているのは「光と共に〜」だけですね。
なんかねぇ、心にグッとくるものがあるんだな、このドラマは・・。
あとは残念ながらリタイヤ(「新撰組」は見てるよ)。
_________________________

密かに映画を見てます。
ただ全然感想をUpしてません。

<近日更新予定の作品>

○「スキャンダル」:今度のヨン様はメガネ無しの方向で!?

○「レディ・キラーズ」:これでいいのか、トム・ハンクス!

○「白いカラス」:内容が暗い。ニコール・キッドマン主演作。

○「デイ・アフター・トゥモロー」:地球に優しく、省エネで!

○「ブラザー・フッド」:ヤベェよ、邦画は韓国映画界に追い抜かれる。

○「海猿」:「踊る」の助監督・羽住監督デビュー作にしてカッコイイ映画が誕生か?(←明日見る予定)

ヘレン!

2004年5月30日 映画の話
←他にネタないのかよ(寒)
スイマセン。

5月15日にMOVIX京都で「トロイ」を見ました(先行オールナイトです)。

和平をするために敵国スパルタに訪れたトロイの王様・パリス(オーランド・ブルーム)は、スパルタの国王でギリシャ連合軍のアガメムモン首領(ブライアン・コックス)の弟・メネラオス(ブレンダン・グレーソン)の王妃・ヘレン(ダイアン・クルーガー)と恋に落ちてしまい、トロイに連れて帰ってしまう。
メネラオスは「嫁はん返せ!」と兄のアガメムモンと手を組んで、2万のギリシャ軍の兵力を率いてトロイに向かう。
トロイ側は、パリスの兄・ヘクトル(エリック・バナ)が総指揮を取って、ギリシャ軍の最強刺客・アキレス(ブラット・ピット)との戦いが始まろうとしていた・・・。

良いね、この映画は!?
ブラット・ピット祭りだぁ、ワッショイ!てな感じでね。
もうねぇ、何処のジム行ってんだ、ブラピはって言う感じですよ。
それぐらい筋肉が凄い!
「ブラット筋肉くん」ですよ(寒)
こんな映画を見た日には、自宅でダンベル10?を上げちゃうよ(実際上げたけど)。
10?上げたところであんまり意味ないけどね。

とりあえずねぇ、男子は皆、この映画を見たら筋トレするね。
デートで「トロイ」を見た日には、隣に座っている男子の体がヒモジク見えるよ。
まぁ、筋肉話はいいとして・・・。

それにしても凄いね。
ブラピのヌードシーン。
よっぽど自信があるんでしょうね。
ベットシーンなんて、女優さんより、ブラピの体の方がメインだもんね。
アレは如何なものか・・・(スイマセン)。

まぁ、そんな話はいいとして・・・・。

凄いよね、戦闘シーンがね。
監督がウォルフガング・ペータンゼンだから安心して見れるよね。
「パーフェクト・ストーム」は「ええっ」って言う出来だったけど、「エアフォース・ワン」以来「上出来だ」と感じましたよ。
リドリー・スコットが監督だったら、どんな感じになったかな?なんて言うことも想像しましたがね(ウォルフガング・ペータンゼン監督にも「グラディエーター」の監督依頼があったそうな。でも断ったそうな)。

「アクション」→「ラブ」→「アクション」→「ラブ」ってな感じで交互に見せる点も見ている側に休息(?)を与えたいのか、女性客を意識したのかは定かではないですが、出来ればアクションに力点を置いて欲しかった点は否めませんね。

ブラピよりも、ハルク、いや違う、エリック・バナがなかなか良かったね。
一騎打ちのシーンなんて「最高だぁ!」って言う感じですよ。
エリック・バナを一段と好きになっちゃいました。

オーランド・ブルームのファンは、あまりにもヘタレなキャラだったんでガッカリした方もおられるかもしれませんが、監督の粋な計らいで「レゴラスかよ」と思わず誰もがツッコンでしまうようなシーンが用意されていて良かったですね。

そして、トロイの王役で登場するピーター・オトゥール!
71歳ですよ。
良いね、渋いね、この人は。
(事件が起きる前に撮影したんで仕方がないけど)イラク戦争で騒がれているにも関らす、遺体を馬で引きずりまわすのはどうかと思うけど、自身の息子の遺体を引き取りたいと願う父の姿に心を打たれたで御座います(涙)

<とにかく凄い映像の連続です。「トロイ」こそ映画館で見るべくして作られた作品ですので、レンタル化を待たずにスクリーンで見てください。1800円は安く感じますよ。現在公開中>

某書き込みサイトでヘクトルの妻役の人が多岐川裕美に似ていると書かれていた文を読んで笑ってしまった。
5月15日に京極東宝で「ドーン・オブ・ザ・デッド」を見ました。

「ゾンビ」と言う作品のリメイクらしい。
悲しいかな「ゾンビ」を見たことがない。
だって、そんな歳くってないもん。
モンスターと言えば、やはり「キョンシー」だ!

看護婦のアナ(サラ・ポーリー)は朝目覚めてビックリ!?
隣に住んでいる少女が寝室の扉の前で口の中を血で真っ赤にして立っているのである。
その少女はアナの夫の喉に噛み付いてしまう。
警察や救急車を呼ぼうにも自宅の電話は通じないし、噛み付かれた夫も形相が一変してアナに襲い掛かってきたので慌てて車に乗って逃げ出す。
一夜にして何かがオカシクなったかのように街中はゾンビで溢れかえっておりまともな人間がいない様子。
アナは警官のケネス(ヴィング・レイムス)、薬の売人のアンドレ(メキ・ファイファー)など僅かな非ゾンビ人間と出会い行動を共にする。
そして、ゾンビから逃れるために防弾ガラスで施されたショッピングモールへと逃げ込む(モール内で非ゾンビ人間の警備員と出会い一悶着あり)。
ゾンビはバカなんで幾ら頑張っても鍵を閉めてしまえばモール内へ侵入することは出来なかった・・・。

「ゾンビ祭り」って言う感じでしたよね。
今度のゾンビは走りますって言う感じ(笑)
しかも、めちゃ速いしね。
あんなんに追っかけられたら諦めるよ。
どうぞ噛んでくださいって言う感じです。
諦めんのかよ(涙)
スイマセン。

全体的に「28日後・・・」に似ているけど、ショッピングモールに立て籠もるって言う設定が凄く面白かったよね。
食料は豊富だし、闘う道具もあったりするしね。
ただね、映像的には面白かったけど、ちょっと人物的にはベタじゃなかった?誰が生き残るかはいいとして・・・サバイバル系のホラー映画でLOVE系の要素を加えてはダメだと思う。
何かねぇ、全体的に非ゾンビ人間たちのエピソードが「?」って言う感じで中途半端だったような気がしますね。
「さっきまでの対立は?」とか「あの嫌らしい目線の意味は?」・・・てな感じの意見が多々出るんじゃないのかな?
まぁ、ホラー映画にそこまで求める必要もないんだけどね。

僕自身はショッピングモール内での一連のシーンが好きなんで、気になったシーンは目をつぶる事にしますね。
でもね、ラストはアレで良かったのかな?
何か消化不良じゃない?
あのラストだと「ドラゴンヘッド」と同じじゃねぇかって思いません?
やっぱねぇ、すっきりした感じで終わらせて欲しいよね。

<ホラーが苦手な人は見ないほうがいいね。ホラー好きには、それなりに楽しめる一本です。劇場で見ても損はないと思う。現在公開中>

ホラー映画と言えば「デッドコースター」がお薦めです。
是非見ましょう!
5月2日にMOVIX京都で「パッション」を見ました。

メル・ギブソン監督作で本国アメリカでは、この映画を見た観客がショック死したり、自身の犯した罪を反省して自首する人が現れたりと何かと話題が豊富な作品です。
話題豊富だったんですが、日本ではヒットせずに間もなく公開期間が終了します。

キリスト教には縁がない人が多いですもんね。
僕が通っていた保育園はキリスト教関係だったんで、食事の前は必ず「お祈り」をしないといけませんでした。
毎年クリスマスにはキリストの生誕を描く演劇もしました。
ただねぇ、映画の中で描かれている「拷問」のようなシーンは、ちびっ子園児には再現出来ないね(汗)

聖母マリア(マヤ・モルゲンステルン)の子・キリスト(ジム・カヴィーゼル)はナザレで大工の職につきながら、「我は神の子である」的なことを言いながら布教活動を始める。
色々とあって12人の使途の一人であるユダがキリストを裏切って銀貨30枚と引き換えにキリストを売ってしまう(→ユダは自身の罪の意識に苛まれて、その後、自殺)。
ユダヤの大司教たちはキリストが「救世主」だとか「ユダヤ人にとっての神(王)」等と崇められている事を知っており、それが気にくわなかった(ユダヤ教の大司教たちは、議会などの議長も勤めており宗教以外に政治の分野でも絶対的な地位を持っていた)。
だから「(ユダヤ教の布教活動にとって邪魔なんで)キリストは危険人物だ」と言って「死刑にして欲しい」とローマ帝国の行政官に圧力を掛ける。
行政官は当初「死刑にせんでもええんちゃうの」と思っていたが、ユダヤの大司教の考えを無視すると後で何が起こるか分からないので「ムチ打ちの刑にせよ」と言う判決を言い渡すのであった・・・・。

この後ね、延々、延々、延々、延々と「ザ・処刑」的な映像が続くんですよね。
ムチ打ちってね、生易しいもんじゃないよね。
どうしてもムチ打ちと言うと、「ドリフ」のコントで女装した志村けんが「女王様と御呼び」と言いながら蝋燭とムチでシバクって言う感じがしますよね。
「それはSMだろ(怒)」・・・・まぁ、そうなんですが(汗)

映画の中で見せられるムチ打ちが痛い事、この上ない感じ。
特殊な金具だから皮膚(身)をエグルからね(寒)
痛いよ、痛いよ。
でも、この痛みに耐えたキリストは凄いんだ、お客さん、分かった!ってな感じなんですかね。

監督のメル・ギブソンは27億円もの貯金を下ろして、この映画を作ったんですってね。
凄いね。
日本の映画監督も自宅を抵当に入れて銀行からお金を借りて作品を作っている人もいるけどスケールが違いますね。

日本では、まず、宗教映画はヒットしませんよね。
まぁ、一部の団体の宗教アニメは東映系列で公開して興収トップ10には入っていますがね(アレはヤラセみたいなもんですが)。
歴史学者や歴史マニアな人以外の日本人は誰も「親鸞」とか「法然」とか「一遍」とか「日蓮」とか「栄西」の一生なんか興味ないですよね。
自国の宗教についても殆ど無頓着な日本人が果たして「パッション」を見て、どれぐらいキリストについて理解したんでしょうね。
いやぁ、恐らく「へぇ」の連続だったと思いますよ。
見終わった後、「なんかキモイ作品やな」と言う印象のみが残る作品だったのではないかな?

<キリスト教の信者さんにとっては、なるほど、なるほどの連続でしょうね。それ以外の人にとっては「もうええわ」って言うシーンの連続だと思います。現在公開中>

そう言えば、中学校の時の社会の授業で、一遍が開祖した「時宗」は念仏を唱えながら「踊る」って言う話を聞いて「どんな踊りなんだ?」と興味が沸いたことを思い出しました。
それだけです。
「コレを見なさい、コレも見なさい」と言う感じで色々な方からビデオなりDVDをこの頃渡される。

お恥ずかしい話ですが、この日記で度々映画の話や感想を書いておりますが、昔の映画(90年代以前のことを指す)は殆ど見てません。
見ている作品も僅かながらありますが、大概は見ていない。

だからよく会議なので「今度の作品は『(作品名)』みたいな作風だな」と言うような会話を上の人がする度に聞いた事がないな(汗)って言う感じになってしまう。
だから仕事帰りにレンタルビデオ屋に行くも昔過ぎて置いてない場合も多々ある。

そこでもし自宅に録画したビデオがあれば・・・なんて言うお願いをした所、頼んでもいないような作品ばかりを持ってこられてしまった。
要は、その人自身が思い入れのある作品ばかりなんです。
所謂、お気に入りベストみたいなもんです。
しかも皆が皆ジャンルがバラバラだから、どれから見ようかと思ってしまう。

まぁ、どれも聞いたことがないよう作品ばかり。
唯一知っているのが「サイコ」と「2001年宇宙の旅」と「東京物語」と「カリガリ博士」と「八つ墓村」と「ダイ・ハード」だけ。
しかも6本とも既に見ている・・・「八つ墓村」はねぇだろ(汗)
「2001年宇宙の旅」って、アレは面白いのか?
まぁね、キューブリックの映像美は凄いけどね。

ちなみに見るようにと渡された作品名をあげますね。
?「戦艦ポチョムキン」
?「追跡」
?「望郷」
?「モロッコ」
?「天上桟敷の人々」

どれか一つでも知っている作品はありましたか?
「ユニバーサル・ソルジャー」って、毎年放送されてますね。
ストーリーを知っているけど、見ちゃうね。
ジャンクロード・バンダムの主演作の中でも、「ユニバーサル〜」とタイトルは忘れたけどアイスホッケーの試合途中に副大統領を人質に取ってテロリストが立て籠もる作品が一番面白いんじゃないかな?
デニス・ロッドマンと共演した作品(タイトル忘れた)も捨てきれないけどね。
この作品は、デニス・ロッドマンに惹かれて見に行ったようなもんです。
あの頃、ブルズは強かった(涙)

そう言えば、ジャンクロード・バンダムと引田天効って付き合ってたんか?
まぁ、いいか。

あっ、そうそう。
髪を切りました。
もう夏なんでね。
来週、試写に行く予定の「ブラザーフッド」のウォン・ビンを意識して短く切りました。
何故ゆえ意識するんだとはツッコミ不可の方向で。
よく意味が分からない方は2つ前の今日の日記をご覧ください。

ドラムロール、スタート。

2時間走って何?痩せたか?

な、もん痩せるか!

が、結果でした。

たとえ一時やせても夜ご飯食べれば戻るんです。

要は継続が大事なんです。
4月30日に梅田OS劇場で「スクール・オブ・ロック」を見ました。

主演はジャック・ブラックです。
ジャック・ブラックと聞いて、顔と名前が一致できる人は映画通ですね。
僕の中でジャック・ブラックと言えば「愛しのローズマリー」ではなく「ジャッカル」ですね。
「ジャッカル」で毛がないのに金髪にしたブルース・ウィリス(笑)に特殊マシンガンで撃たれながら逃げるシーンが印象的です。
ラストシーンでなかなか死なないブルース・ウィリスが話題になった作品でしたね。

貧乏金無し暇ありのロッカー(ミュージシャン)のデューン(ジャック・ブラック)は、所属バンドを首になり借金をどう返済しようかと迷っている。
友人宛に掛かってきた電話にデューンが出てしまったことがきっかけで、ひょんなことから友人に成りすまして名門エリート小学校で数週間の間、臨時教員として採用される(=教員の給料で借金を返済しようと考える)。
担当することになった四年生のクラスの生徒は全くと言っていいほど「音楽」に興味がない。
でも、デューンには野望があった。
数週間後に開かれる、ロックフェスティバルで生徒たちが優勝すれば「賞金がGetできてウハウハだぁ!」と考えて熱い、熱い、ロックの授業を生徒の親や学校関係者には内緒でレクチャーするのであった。

最高だぁ!?ロック最高だぁ!?
いやぁ、ビックリ。
久々に見終わった後に「ええ感じの映画観たよ」と感じましたね。
音楽MOVIEと言えば「ミュージック・オブ・ハート」が僕の中では最高ランクに位置づけていたんですが、それを揺るがす作品ですよ、「スクール〜」はね。

僕は別にロックに詳しくないですからね。
洋楽のロックと言えば「ローリングストーンズ」か「エアロスミス」か「ボンジョビ」ぐらいしか知らないからね(それってロックかよ、とはツッコミ不可の方向で)。
だから、ジャック・ブラックのロック史の授業のシーン(笑)がイマイチついていけなかったのが残念。
あぁ、こういうシーンで「そうそう」とか「うんうん」というような感じで頷ける人が羨ましい。

映画のストーリーは、ツッコミ祭りでもあり、ちょっと無理やで、その展開はって言う感じなんですが演奏シーンを見ればそれは帳消しですよ。
「ウォーターボーイズ」的なノリで見ればいいんですよ。
映画って言うのは、観客が時計を見て「まだ、終わらんのか」と感じさせないのがいいんです。
要はストーリーを「起承転結」で表すと「承」が面白ければいいんです。
「承」の部分が面白ければ、その映画は成功なんですよ。
「承」の部分が面白くなければ、観客は腕時計の時間を気にし始めるんです。

「スクール〜」はね、「承」の部分が面白いんです。
「起」の部分で、ジャック・ブラックはロックをやっている人間だけど解雇され一文無しで借金持ちだけど、嘘をついて小学校でロックの先生をやっていますと言う前フリがあります。

観客は「偽モンの教師と言う嘘が何時バレるのか?」と言う疑問と「どんな授業をして生徒のヤル気を起させるのか」と言う2点の問題点を頭に思い浮かべて見ますよね。

あんまり授業の内容を書くとネタバレになるんで書きませんが、上手い感じで展開しますよね(王道って言う感じですね)。

そして、クライマックスである「転」の部分で生徒たちの演奏シーンを見せることにより観客の心を見事に掴んだ点はアッパレですね。
いやぁ、この演奏シーンはよかった。
あぁ、ロックやりてぇ・・・・でも、音符読めネェ(汗)

<本当に面白いです。明日にでも見に行って下さい。個人的にはベスト10入り決定です。エンドクレジットが流れても席を立たないでね。現在公開中>

今日は「起承転結」と言う感じで解説しました。
何時とも違った感じでしたね。
でも、脚本の「起承転結」はとても重要なんですよ。
どうもです。

いやはや、ちょいと忙しいもんで日記が更新できませんでした。
Sorry.

今日は休日です。
お昼からは、トム・ハンクス主演・コーエン兄弟監督作「レディ・キラーズ」と、何かと話題のぺ・ヨンジュン主演の「スキャンダル」を見に行こうと思います。

来週は「デイ・アフター・トゥモロー」の先行オールがあるね。
ローランド・エメリッヒ監督最新作なんで楽しみッすね。

再来週はまとまった休みがもらえそうなので、試写会にでも行こう思います。

それよりも、この頃、筋トレをサボっているので体重が1?Upでございます。
これは僕にとって「姉さん、事件です」って言う感じです(by高島弟主演「ホテル」)
と言うことで、今から2時間走ってきます。
午前中はずっと筋トレします。
果たして、何キロ痩せますか!?
Coming soon・・・・・・夜、更新。
諸事情により今後の日記更新は、水曜、金曜、土曜のいずれかになりました。
色々とあってね、仕事の拘束時間が長くって・・・

何かネェ、仕事だけで一日が終わるのは「それでいいのか、てめェの人生は!」って言う感じでもあり、「♪ヤダねったら、ヤダねぇ(Byキヨシ)」って言う感じでもある(寒)
なんじゃ、そりゃ。

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